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2013年8月 3日 (土)

2013夏の研修4.他者の気持ちがわからない理由

  

今日は8月3日。

  

前投稿のつづき。

8月1日の発達障害理解講座。

講師は名古屋大学准教授 臨床心理士の永田雅子先生。

講座のテーマは「子どもをわかることから始まる支援

 ~子どもが自分とうまく付き合うために~」でした。

  

〇発達障害のこどもは、

  他者の気持ちがわかりづらいが、さらに自分の気持ちもわからず。

 ・そもそも、自分の気持ち「好きだ」「嫌だ」「~して欲しい」といったものは、

  どうやって育つのか。

 ・自分の気持ちは、他者からの意味づけで育ってくる

 ・赤ちゃんの頃から・・・生理的な反応・反射による行動

 ・他者から「おなかがすいたんだね」「これは嫌なんだ」「これは好きだね」

  「抱っこして欲しいんだね」という意味づけ。

 ・自分のこの感じは、こういう風にとらえられるらしい。

  (自分の気持ちがわかってくる)

 ・自分が感じるものは相手も感じているらしい。

 ・自分が興味をもつものは、相手も興味をもつらしい。

  (相手の気持ちも読めてくる)

 ・泣くことで、他者が自分の不快を快にしてくれる体験の積み重ね

  ↓

 ・自分の不快は相手とのかかわり合いによって落ち着くことができる。

 ・自分がどうしていいかわからないときに、相手が導いてくれる。

 (他者との関わりがすすんでできる→より相手の気持ちが読めるようになる)

  

〇しかし!発達障害の子の感覚が定型発達の子とは違っている。

 知覚過敏、選択的注意ができない。

 自分の感じているものと他者が感じているものとのズレがある。

 他者から意味づけされにくい。

 結果・・・・他者の気持ちが読めない。自分の気持ちもわからない。

〇いつもガリガリくんを食べていることに、「ガリガリくん好きだね」と声をかけたら、

 「好きじゃない」と答えてきた。「好き」と「ガリガリくん」が結びつかない。

〇自分の感情の把握が難しい。うれしい、いやだ、怒れている、不安だ。

  感情のコントロールが苦手。友達とのトラブルが多くなる。(急に怒ったりして・・)

※今回、この話が印象に残った。

  上記のようなことを講師の先生は言っていたと思う。

  (あくまでも私の受け止め方) 

   なぜ、発達障害の子どもは、他者の気持ちが読めないかを

  初めて説明してもらったのではないか。

  自分の気持ちは、他者からの意味づけがベースになる。

  思い当たることもあり、新鮮な説だ。さらに↓

自分の気持ちは他者が意味づけする・・・ことから、

  周りの他者が、その子を肯定的に理解してあげることで、

  その子に対する肯定的な意味づけができて、その子の助けになる。

※う~ん、難しいけど、わかった気でいる。今回の講座での忘れていけないのは、

  ここですね。

  

 

 

〇コントロールできない状況を自分で安定させるために、

 こだわりをすることがある。物をどんどん叩く等。

〇だんだん家の外の社会(たとえば学校)ではやってはいけないと判断。

  家でのこだわりがひどくなることがある。 

※このことも思い当たることあり。

  

  

永田先生は、NPO法人子育て支援を考える会TOKOTOKOの理事。

そのTOKOTOKOが発行されているワークシートの紹介があった。

子どもが自分自身のことを知るためのワークシートであった。

入手したいと思って、TOKOTOKOのHPで調べたりしましたが、よくわからず。

また調べたい。

   

  

これで8月1日の講座の報告を終了。

  

  

 

 

  

   

2013

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