2013夏の研修2.できそうなことができるように
今日は8月1日。
今日は名古屋に行って、特別支援教育の講座に参加。
その報告は後日。
前投稿のつづきで、7月17日に聞いた
NPO法人「ゆう」の豊田和浩さんのお話のまとめのつづきです。
〇発達に凸凹のある子どもたちは、知らぬ間に赤字経営になっている。なぜ?
・思わぬところで、できなかったり。
・思わぬところで、分からなかったり。
・思わぬところで、楽しくなかったり。
・思わぬところで、不満だったり。
・思わぬところで、つらかったり・・・。
※教師が先入観で子どもを見ていると、見逃してしまいがちなのです。
知らぬ間に子どもたちが赤字経営になっているなんてことは、今までもありました。
なぜ今すねているのかその原因がわからないこともありました。
探って探って、もしかしたらそのことが理由なの?
と驚くようなことですねていたこともありました。
特別支援学級が少人数なのだから、やはりそこまで見たい。見なくちゃね。
〇できそうなことができるように
・できていることを褒める。できていることを正当に評価する。
・当たり前にできていることを褒める。目標とすることの25%できれば褒める。
・できそうなことを、どんな工夫があればできるか考える。作戦は教師の発想力。
・PDCAを繰り返して、指導を考えていく。
P(プラン)→D(やってみて)→C(チェック)→A(アセスメント検討する)→再びP
・できそうなことができる。その積み重ねがその子の「できる」を広げる。
・できそうなことをどれだけ見つけられるか。
〇できそうもないことにはトライさせない
・今できていること、興味があることが強み。
・できそうだなと思うことにトライさせる→成功体験が増える。
・できそうもないことにはあまりトライさせない。
・たとえば離席している子に注意。席につかないだろうなと思ったらしつこく注意しない。
このような状況を作ったなら、きっと席に着くと考えたなら実行する。
・できないことは、スモールステップでできるに迫らせる。
〇長期的なプランを立てる
・5~10年後にどうなっているかを考える。
・次に今年も目標を考える。
・そして指導の計画を立てる。
・PDCAの繰り返しで、計画を立てるのがだんだん上手になる。
〇まとめ
この講座で、特に忘れたくないことを2つに絞る。
知らぬ間に子どもたちが赤字経営にならないようにする
できそうなことをできるようにしていく
7月17日の報告はこれにて終了。
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