「知られざる国語辞書の世界」その4・・・辞典のイラスト
今日は4月13日。
3月23日にBS-JAPANで放映された
番組「知られざる国語辞書の世界 テレビ史上初!ことばサミット」から。
4月7日の投稿のつづき。
〇「岩波国語辞典」の箱
岩波国語辞典の箱には、黒いストライプ模様がほどこされています。
これは、女子高生に持ち歩いてもらいたいという願いを込めて、
そのためには、キラキラした感じがいいかなと思って作られたそうです。
う~ん、この箱の模様はそんな魅力があるか疑問です。
〇辞典のイラスト
広辞苑のイラストを500点描いている矢崎芳則さんが紹介されました。
矢崎さんのこだわり。
その1「光は左上から右下をイメージ」
逆光だと落ち着かないそうです。
その2「陰影をつけるドット」
ドットによって立体感や温かみを出します。
かつて、ユニクロとコラボして、Tシャツが作られたそうです。
上の写真の絵は、「ベッセマー転炉」
今でも売っているのかなと思って調べました。
ここが参考になりました→ユニクロHP
この企画は2008年1月からのものでした。
「広辞苑」第6版出版記念でした。
全11柄。
広辞苑』の改訂版(第6版)には、総数約2800点の挿絵が掲載されており、
その中から和のテイストを持っている挿絵を中心に、
知っているようであまり知られていない事物の挿絵を、Tシャツの柄として選び出したそうです。
限定販売なので、さすがにもう販売は終わっていることでしょう。
上記のHPから、気になるイラストと文章を転載します。
へまむし入道(へまむしにゅうどう)
文字遊戯の一つ。片仮名ヘを頭、マを目、ムを鼻とし、シを口とあごとにあて、
草書の「入道」の二字を身体にあてたもの。
また、ヨを耳にあてて、「へまむしよ入道」とも。
草鹿(くさじし)
鹿が草の中に伏した様にかたどった歩射(ぶしゃ)の的(まと)。
板で鹿の形を造り、中に毛を入れてなめし革で縫いぐるみとする。
中央の矢当ての星、まわりの小星などは白く塗り残す。
鎌倉時代から武士の射術練習用。
他の柄も見ましたが、矢崎さんのドットの絵は「ベッセマー転炉」だけかな?
(つづく)
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