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2013年4月25日 (木)

4月24日「植物学の日」/ワルナスビ

 

今日は4月25日。

 

毎日、授業の中で「今日は何の日」クイズをやっています。

4月24日は、「植物学の日」

植物分類学者の牧野富太郎氏が、

文久2(1862)年旧暦4月24日に生まれたことでできた記念日です。

 

しかし、小学2年生に出すクイズとしては、そのままでは無理。

そこで、こうしました。

牧野富太郎氏が、みんなのみのまわりにある植物の名前を多くつけた人だと話しました。

次の写真の植物にはどんな名前をつけたと思いますか?と言って写真を見せました。

Photo Photo_2

「〇〇ナスビ」

 

「〇〇」に言葉を入れるように言いました。

「トゲナスビ」とか「ハリナスビ」とか出たあとに、ヒントに導かれて正解が出ました。

 

「ワルナスビ」です。

 

昨年、ぜひ会いたいと思っていた植物でした。

ここでも道草 7月の花々 ワルナスビ (2012年8月14日投稿)

上の写真も、この投稿で載せた写真を転載しました。

 

いい名前です。忘れられない名前です。

この名前にひかれて、出会いたいと思いました。

 

この名前を命名したのが牧野富太郎氏。

次のサイトから引用します。

石川の植物 ワルナスビ

 

「植物一日一題 牧野富太郎著 博品社」によれば、命名の経緯は次のようになっています。

「ワルナスビとは「悪る茄子」の意である。

………我が圃中に植えた。さあ事だ。それは見かけによらず悪草で、それからというものは、

年を逐うてその強力な地下茎が土中深く四方に蔓こり始末におえないので、

その後はこの草に愛想を尽かして根絶させようとしてその地下茎を引き除いても引き除いても切れて残り、

それからまた盛んに芽出って来て今日でもまだ取り切れなく、隣の農家の畑へも侵入するという有様。

イヤハヤ困ったもんである。

それでも綺麗な花が咲くとか見事な実がなるとかすればともかくだが、

花も実もなんら観るに足らないヤクザものだから仕方ない。こんな草を負いこんだら災難だ。………。

この始末の悪い草、何にも利用のない害草に悪るナスビとは打ってつけた佳名であると思っている。

そしてその名がすこぶる奇抜だから一度聞いたら忘れっこがない。」

 

 

もちろん忘れっこない。

季節になったら、子どもたちにワルナスビの実物を見せたい。




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