今年の7月30日/明治は遠くなりにけり
今日は4月30日。
7月30日が近づいたらまた騒ぐと思いますが、
今年の7月30日は大事ですよ。
実はこの日を境に100年前が変わります。
100年前の1912年7月30日は、明治時代の最終日であって、
大正時代の初日でした。
明治時代の始まりは1864年だったため、
1961年生まれの私にとって、物心ついた頃から、
100年前は必ず明治時代でした。
(待てよ、ということは、生まれた時の100年前は江戸時代だったんだ!)
100年前って言ったら、反射的に明治時代でした。
しかし、7月30日を境に、100年前は明治時代から大正時代へと変わります。
明治は遠くになりにけりです。
どうです?7月30日は重要な日でしょ?
本「明治・大正 日本人の意外な常識」(後藤寿一監修/じっぴコンパクト新書)を読むと、
たった100年で日本は大きく変わったなと思います。
たとえば・・・・
1901年(明治34年)刊行の「東京風俗志」には、
たばこの国産化をきっかけに喫煙が流行したことが記され、
「小学生が煙を吹き校舎に出入りする」との記述がある。
じつは、明治時代初めには喫煙の年齢制限はなく、
子どもでもたばこを吸うことができた。
小学校の教室内で教師と児童がみな喫煙するため、
窓を開けなくては授業にならなかったほどだった。 (91p)
信じられないでしょ。
(次の投稿につづく)
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