漢語1・・・和製漢語
今日は12月17日。
6年の国語の教科書(東京書籍)に次のような記述がありました。
漢語というのは、古い時代に中国から日本に入ってきた言葉です。
また、漢字の音を用いて日本で作られたものもあります。
「敵」「肉」「学校」「教室」「権利」などは漢語です。(26p)
「漢字の音を用いて日本で作られたもの」というのが、まずよくわからず。
調べてみたところ、これは「和製漢語」なるものと思われます。
中国で使われていなくて、日本で作られた漢語です。
「野球」は、日本に明治になって入ってきたベースボールを表現した和製漢語です。
明治期に作られた和製漢語は多いそうです。
和製漢語にはどんなものがあるかは、このサイトが非常に詳しいです。
上記のサイトによると・・・・
「学校」は英語のschoolの翻訳語として作られたものです。
「権利」は中国語にあって、本来の意味は「権勢と利益」の意味でしたが、
日本では英語のrightの翻訳語となり、今使われている意味となりました。
中国語の意味と違ってきた場合も和製漢語です。
その他、「空気」は英語airの翻訳語。
「切手」(postage stamp)「切符」(ticket)「芸術」(art)「顕微鏡」(microscope)
「行動」(action)「星座」(constellation)「電気」(electricity)なども翻訳語としての和製漢語です。
「自由」は中国語にあって、本来の意味は「自分の思うままにふるまうこと」でしたが、
英語のlibertyの翻訳語となり、今使われている意味が強くなりました。
中国に逆輸入した和製漢語もたくさんあります。「芸術」もその一つ。
和製漢語は身のまわりにたくさんあります。
基本は音読みです。
ここで疑問。
「敵」も「肉」も漢語とあります。
でも読み方の「てき」「にく」は訓読みでは?
その疑問も調べてみました。
(次の投稿につづく)
コメント