火天の城3/ちょうな
(前投稿のつづき)
なかなかあわただしい日々。
毎日投稿できないのが残念。
映画「火天の城」(2009年)から学ぶこと多し。
映画の中の「ちょうな」を使う場面。
「ちょうな」を漢字で書く「釿」と書くようです。
法隆寺を建てる時にちょうなを使ったことは知っていましたが、
次のサイトによると、
http://www.takenaka.co.jp/daiku/chona/index.html
このように書いてありました。
釿は大工道具の生きた化石ともいわれ、
古墳時代の鉄製の出土物にも見られる道具です。
西暦紀元頃の登呂の遺跡の木製遺物にも釿で加工したような痕が残っています。
中世では、大木を打ち割ったあとの用材の仕上げに使われています。
弥生時代から室町時代、
あるいは安土城をつくった戦国時代まで使われた息の長い道具だったようです。
前回、鋸の勉強をしていた時に、
昔は材木を鋸で切るのが主流ではなく、
くさびなどを使って裂いて、ちょうななどで削って加工していたことを知りました。
大事な道具だったわけです。
「大工道具の生きた化石」ということは、
今も残っているということかな。
「はつる」という言葉があります。
以前聞いた言葉だと思っていましたが、
今日調べていて、「ちょうな」とつながりました。
ちょうなで木の表面を削ることを「はつる」と言うそうです。
漢字で書くと「削る」「斫る」と書きます。
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