イラガのマユに変化がなかったのは当然
前投稿で、1月にイラガのマユを教室に持ってきて観察したが、
3月まで変化がなかったので処分したと書きました。
「私の研究 イラガのマユのなぞ」(偕成社)を読んだら、それは当然のことでした。
イラガの幼虫の一生は次のようでした。
幼虫は9月にマユを作り、その中におさまります。
幼虫はそのまま秋・冬・春を過ごし、
5月に入る頃にマユの中でさなぎになります!
なんと約8か月もイラガはマユの中で幼虫の姿でじっとしているのです。
私は1月の一里塚見学の時に、
マユの中の幼虫を目撃しています。
その時の投稿と幼虫の写真。
http://mitikusa.typepad.jp/blog/2009/01/post-e196.html
5月にさなぎになって、1ヶ月で羽化。
6月にマユからイラガの成虫が出てきます。
そして卵を産みます。
成虫は口は発達していなくて、何も食べれません。
交尾して卵を産むための成虫なのです。
そしてやっかいなイラガの幼虫のオコゼが活動するのが、
6月中旬から8月。
イラガの一生がどうなのかも知らずに観察していたわけで、
トホホです。
イラガについてはもう少し書きます。
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