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2009年2月 5日 (木)

「コヤスケ」石材用語の世界

「けぬき」のことで問い合わせた石材屋さんからメールをいただきました。

そのメールの中に、好奇心をくすぐる文がありました。

   

石屋の業界では(どんな業界でもあると思いますが)、「けぬき」のように言葉の響きが面白いものがあります。

たとえば「コヤスケ」や「コーピン」などです。

前者は道具、後者は石の加工状態です。

   

調べてみました。

次のサイトを参考にしました。

http://www.tamabi.ac.jp/mc/mc5/010/mtstaff2003-3_01_koyasuke.htm

Nishizawakoyasuke_2    

   

   

上がコヤスケの写真。

道具の説明は次のように書いてありました。

「鑿(のみ)よりも大きく石をはつる道具。平らな部分を石に当て、石頭でたたく。」

ここで「はつる」がわからない。

調べたら、漢字で書くと「削る」で、「少しずつけずる」の意味。なるほど。

「石頭」の読みがわからない。

調べたら「せっとう」でした。

なんとこれはフランス語由来の言葉と知って驚き。

フランス語のマセット(massetto:大鎚)です。

ということは、石頭は漢字を当てたというわけで、うまく当てたと思います。

「ビシャン」という道具もあるそうで、

この日本語ばなれした名前は、やはりフランス語由来なのでしょうか?

   

私はちょっとだけ石材用語に触れただけですが、

石材用語は奥が深そうです。面白い世界のようです。

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