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2009年1月 8日 (木)

「マンホールの博物誌」/1998年の事故

かつて旭テックのマンホール倉庫で、

愛知県の東栄町の新品のマンホールを見かけました。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/08/post-fb94.html

12月に東栄町に行った時に、実際に使われているマンホールを目撃。

写真撮影。

Pc100051_2    

   

   

   

夏休みの自由研究でもあった「マンホール」

興味は尽きていません。

最近は、マンホールについて多角的に書かれた本「マンホールの博物誌」(ダイヤモンド社)を読みました。

Book_img    

    

    

    

    

この本を読んで、マンホールの改良が進んだのは、

1998年の事故だとあらためて思いました。

この本の中で、何度かこの事故のことが出てきます。

以前、私のブログでも事故のことを書きました。

日本グランドマンホール工業会のサイトに詳しいです。

http://www.jgma.gr.jp/manhole/keii.htm  

平成10年9月24日から25日にかけて、高知市は年間降雨量の三分の一を超える900ミリの集中豪雨に見舞われました。

この豪雨で冠水した道路を歩いていた高校生が突如姿を消したということです。

3人連れで歩いていた先頭の一人が冠水した道路上のマンホールに吸い込まれてしまったのです。

もう一人は夜間帰宅中の美容師で、ふたの外れていたマンホールへ転落したものと警察の検証で明らかになりました。

目撃者はいませんでしたがポンプ場のコンベアに運ばれ発見されました。

   

以後、マンホールが水圧で外れないような改良が行われてきたことが、

この本を読んでよくわかりました。

尊い命はもうもどってはきませんが、その死は、現在のすぐれたマンホールの開発へとつながっています。

これからも忘れてはいけない事故だと思います。

   

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