8月3日の写真を数枚。
今年も姿を見せてくれた立山連峰。
天狗の頭へ向かう大きな登り。
地図には「天狗の大くだり」と書いてありますが、
北に向かう私たちには「天狗の大のぼり」
時には振り返って、歩いてきた道のりを眺めます。
よくもまあこんなに歩いてきたなと、一歩一歩の積み重ねを感じます。
よく見たら、ガスに包まれた峰の上に登山者2人の姿。
天狗山荘に到着。
天狗山荘の目の前には雪渓が残っています。
この雪渓の雪解け水をろ過して飲み水にしていました。
登山の地図には、天狗山荘の横に「雪田(せつでん)」とあります。
ここから貴重な水を手に入れるわけで、雪田とはいい名前だと思いました。
この後も2時間以上歩く予定でしたが、
がぶがぶと雪田の恩恵を味わいました。
他の山小屋では水1リットル100円でしたが、ここは無料。
唐松岳から北に稜線を歩くと「不帰のキレット」というのがあります。
今回の登山で何がいやだと言われたら、ここです。
登りがきつかろうが、下りがきつかろうが、死ぬことはありません。
地道に歩けば目的地にたどり着けます。
しかし、キレットのような場所で滑落すれば死ぬ可能性が高いです。
一歩間違えれば滑落するような細い道を、
鎖や鉄ばしごに助けられながら歩く場所です。
死にたくはない。
「不帰のキレット」・・なんと不吉な名前でしょう。
上の3枚で「不帰のキレット」の様子を伝えられるとは思いません。
なにせ、緊迫した場面では写真を撮ることができません。
とにかくバランスを崩せば滑落するところはいくつかありました。
上の右の写真。
こんな所に人がいるわけないような所に人がいるのがわかりますか。
部分的にアップにしてみます。
歩いているときにはわかりませんでしたが、
下りてきてみて、私たちが通ってきた所をあらためて見るとぞっとしました。
「キレット」とはどんな英語なのだろうと思って調べたら・・・
なんと日本語でした。
「キレット」・・・「切れっ処・切れっ戸/尾根が V 字形に深く険しく切れ込んだ所。」
これはいい勉強をしました。
不帰のキレットを突破。生きてて良かった。
何も命をかけてこんなことをしなくてもいいのになあ・・・・でもやりたがるのも人間。
これで私の難所はなくなった。(つづく)
昨年の夏に引き続き今年も北アルプスへ。
予定は以下の通り。
登山道と、その向こうにそびえる五竜岳。
今日はあの頂上までいくの?と思った時の写真。
無事たどり着けました。
1歩1歩の積み重ね。山登りに行くと、このことを実感します。
暑い日でした。たくさん汗をかいてたどり着いた場所。
雪解け水はそれはそれは冷たく、手を入れるとしびれるほど。
顔を洗ってみたら気持ちよく、疲れが吹っ飛んだ・・・と錯覚するくらいでした。
(つづく)
8月2日~4日は北アルプスに行ってました。
久しぶりの投稿です。
マンホールや下水管について関心を持っている今の私にとって、
この事故は驚きでした。
東京の下水管(雨水管)で作業中の5人の方が、
急に増えた雨水によって流されるという事故が起こりました。
雨水管の直径は大きく、人も入れると聞いていたので、
できたら見てみたい、歩いてみたいと思っていました。
その雨水管で起こった事故。
ここにも危険があるのだと思いました。
私たちの足元には雨水管があり、
日々雨水が流れているわけで、
見えないけど、身近な場所での事故なのです。
雨水管に大量の水が流れて、
マンホールの蓋を下からの水圧で吹き飛ばしてしまい、
その穴に人間が落ちてしまう事故があったことは知っています。
しかし、このような事故が起こるとは。
こういうことが2度と起こさない工夫をしてほしい。
何より、行方不明者の方々の奇跡の生還をのぞみます。
7月10日の「納豆の日」のラジオで、
「納豆」は冬の季語だと知りました。予想外。
発酵は温度が高い方が活発かなと思い、「納豆」のイメージは夏です。
でも冬。なぜ?
納豆の製造において、最後は低温にさらすようです。
5度以下。こうなると季節は冬と言うことです。
さらに冷蔵庫がなかった時代であれば、冬に寒い地域で納豆は作られ食べられてきたと予想できます。
東北地方、関東地方の北部を中心に東日本では納豆はよく食べられ、
西日本ではあまり食べられませんでした。
したがって西日本では納豆はあまり好まれないと聞いたことがあります。
(今はだいぶ普及したようですが)
納豆は平日の朝は必ず食べています。
食べ物は30回噛むことを実行しようとしていますが、
納豆のかかったご飯を30回噛むことはなかなか難しい。
そんなことを思っていたら、
納豆大好きの小泉武夫さんの本「菌が地球を救う!」(宝島社新書)に次のように書いてありました。
「十分に消化出るのかねえ」「胃に負担はないかなあ」などと心配する人もいるでしょうけれど、大丈夫なんです。
納豆には消化酵素がいっぱい含まれていて、その代表がタンパク質分解酵素です。
納豆の、タンパク質を分解してアミノ酸にする酵素が大変強いので、胃袋の中でも十分分解されるのです。
さらに、デンプンを分解するアミラーゼもありますので、ご飯のデンプンも分解されてブドウ糖になります。
そういうわけで、納豆には早飯が実によく合うんですね。
安心しました。
今日も朝から納豆食べて頑張ろう。