「福笑い」とともにやっていた遊び「十六むさし」
「福笑い」から芋づる式に疑問が出てきて、連続投稿になっています。
うんざりされると思いますが、これがひとまず最終回。
小学館の「日本国語辞典」によると、「福笑い」のところにこうありました。
東京風俗志(1899~1902)
「室内の遊びには骨牌(カルタ)、双六、十六むさし、福笑ひを始めとして(略)、姉さんごっこ、飯ごとなどあり」
「東京風俗志」は、明治2年生まれの平出鏗二郎著。
明治の頃の東京の様子を克明にあらわした書。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-ISBN=448008584X
明治は「福笑い」が遊びとして盛んであったと思えます。
ここで気になるのは「十六むさし」・・何だこりゃ?
これも調べてみました。
正月の俳句の季語になっているほど、「十六むさし」は盛んに行われていたようです。
チェスのような遊びでした。このサイトがわかりやすかったです。
http://www.asahi-net.or.jp/~RP9H-TKHS/dg_jurokumu.htm
「十六むさし」がほぼ消滅してしまったように、「福笑い」も危ないのかな。
でも1年生も保育園児も喜んでやっていたので、まだ生き残る可能性は大と見た。
「福笑い」が気になった日々でした。以上。
hi all :)
投稿: | 2008年9月22日 (月) 00:02