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2008年2月10日 (日)

「福笑い」とともにやっていた遊び「十六むさし」

「福笑い」から芋づる式に疑問が出てきて、連続投稿になっています。

うんざりされると思いますが、これがひとまず最終回。

小学館の「日本国語辞典」によると、「福笑い」のところにこうありました。

  

東京風俗志(1899~1902)

「室内の遊びには骨牌(カルタ)、双六、十六むさし、福笑ひを始めとして(略)、姉さんごっこ、飯ごとなどあり」

   

「東京風俗志」は、明治2年生まれの平出鏗二郎著。

明治の頃の東京の様子を克明にあらわした書。

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-ISBN=448008584X

明治は「福笑い」が遊びとして盛んであったと思えます。

ここで気になるのは「十六むさし」・・何だこりゃ?

これも調べてみました。

正月の俳句の季語になっているほど、「十六むさし」は盛んに行われていたようです。

チェスのような遊びでした。このサイトがわかりやすかったです。

http://www.asahi-net.or.jp/~RP9H-TKHS/dg_jurokumu.htm

「十六むさし」がほぼ消滅してしまったように、「福笑い」も危ないのかな。

でも1年生も保育園児も喜んでやっていたので、まだ生き残る可能性は大と見た。

   

「福笑い」が気になった日々でした。以上。

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