なぜか一区画、刈り取られていました
今朝の定点観測している田んぼの様子です。立派になってきた稲です。
いつ稲穂が出てくるのかな。今度はよっく葉の中まで観察してみよう。
9月、10月、稲が大きく変化するのが楽しみです。
ふと見ると、一区画、稲がごっそり刈り取られているところがありました。
左の写真がその現場です。なぜ?
思い出すと、ここは、他とは違う品種の稲が育っていました。青色が濃く、他の稲より育ちが早かったです。なぜか倒れている稲が多かった田んぼでもありました。
う~ん、謎だと思って、写真を撮っていたら、自転車で通りがかったおばさんが話しかけてきてくれました。
「稲の研究をしているのかい?」
「通勤でここを通るので、観察をしてます」「ここって、刈り取られてますね。」
「あれ、刈り取られてるね」
「何でかな」
「正月のしめなわつくりのために刈り取るって、聞いたことあるよ」
おばさんは少し話して、行ってしまいました。しかし、いいヒントを残してくれました。
調べてみました。しめなわにいいのは、もち米のわら。「もちわら」と言うそうです。わら細工のために、稲穂がまだ青いうちに刈り取ることがあるようです。下のサイトが詳しいです。
http://www.ufm.jp/research/fudoki/yoshida/index.html
なるほど。上の写真に一列だけ刈り取られなかった青色が濃い背の丈の高い稲があります。これがもち米で、今回はしめなわ用に刈り取られたと推理できます。
通りがかりのおばさんのおかげで、面白い勉強ができました。
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