志茂田景樹さんのWEB絵本・・読み聞かせの効果
昨日は全校出校日でした。
読み聞かせも実施。「つきよのキャベツくん」(長新太作/文研出版)です。
生きたまま丸ごととんかつにされてしまったブタが出てきたり、ソース君が出てきたり、そのとんかつを○○が食べたりと・・・それはありえないことのオンパレード。不思議な世界に導いてくれます。(○○はないしょ)
以前、投稿へのコメントで次のようなものがありました。一部引用します。
「子どもたちに読み聞かせがよいことは何となく感じで分かるのですが、果たしてどのような効果があるかといえば、私自身は実感がありません。」
「本に対する興味が増したな、ぐらいでしょうか。もちろんそれも大事なのですが、あの子がこんなふうになったという経験を持っていません。残念です。毎週増えていく学級文庫。誰か1人に注目して1年の様子を追うと、読み聞かせによって、どのようなよいことが生まれたのかがはっきりして、来年の新たな作戦が浮かんでくるように思います。」
ありがたいコメントでした。読み聞かせはどんな効果があるのか。検証すべきことだと思いました。
と言っても簡単ではありません。まずは読み聞かせをしっかりやられている人の本を読もうと思いました。
そんな時、作家志茂田景樹さんの「今、こどもたちに伝えるべきこと」(KKベストセラーズ)と出会いました。「よい子に読み聞かせ隊」を結成して、全国あちこちに行って読み聞かせをされています。この本はそんな読み聞かせの活動のことを書いた本です。
チャラチャラした奇抜な姿で有名な方ですが、私はそんな姿でテレビとかに出る前に、骨太な小説「黄色い牙」を読んでいたので、見かけはそうでも中身はがっちりされた方だと思いました。
「今、こどもたちに伝えるべきこと」の中で、景樹さんは読み聞かせの効果についてこう書いていました。
保育園で読み聞かせをした時の子どもたちの様子を見て・・・「快い刺激を受けるんですね。その刺激は脳に伝達されて、生まれながらにある、まだいくらもたがやされていない感受性の畑のいいこやしになるはずです。」(175p)
感受性を育てる。・・何となくわかりますが、では読み聞かせによって具体的にどう感受性が育ったのか検証しようとしても難しい。そもそも感受性とは?
読み聞かせの効果の検証は、課題です。
ちなみに次のサイトで、景樹さんの読み聞かせを聴くことができます。
http://www.kageki.jp/index.html
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