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2025年9月19日 (金)

ピクピク動いた蛹は、オオスカシバでした

     

今日は令和7年9月19日。

  

通級教室でこんなことがありました。

  

9月3日。

3年の女の子が、茶色の芋虫を持って教室に来ました。

近所のおばさんが、その子にプレゼントしてくれたそうです。

何の幼虫なのかわからないし、飼育するのも難しそうなので、

家で相談して、通級教室で飼育してもらおうとなったそうです。

通級教室ならどうにかなると思っていただいたかな。

お尻に特徴的な突起があるので、スズメガの幼虫だとわかりました。

食草とか不明だったので、どうしようかなと思っていました。

  

そしたら、あっさり蛹になりました。

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葉っぱを固めて、この中で蛹になっていました。

Img_3605

これは9月8日(月)の写真です。

  

この蛹は元気でした。

ピンセットでつまむと、お尻をピクピクします。

ピクピクという音が聞こえそうなくらい、

元気よく動きます。

虫にとっては、余分なエネルギーを使いたくなかったでしょうけど、

私は子どもたちに体験させました。

  

このような蛹は地面の中に埋まっているのを見たことがあったので、

地面に埋めてみました。

9月12日(金)の写真です。

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そして変化は迅速でした。

3連休明けの9月16日(火)。

羽化していました。ボトルの中でブンブン飛んでいる虫とは?


YouTube: 2025年9月16日 オオスカシバが羽化してました

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オオスカシバでした。

見たことがあるオオスカシバ。

スズメガの仲間であったことが意外でした。

  

オオスカシバは2年前に調べています。

ここでも道草 ホシホウジャク・オオスカシバの撮影に成功/オオスカシバの羽化(2023年10月8日投稿)

漢字で「大透翅」と書くこと。

地面に埋もれた蛹から、

どのように地上に出てくるかの様子を撮った動画紹介しています。

  

今回の私は、オオスカシバの眼に興味を持ちました。

単眼のように黒目があるように見え、

眼球が丸く飛び出ているように見えました。

いや、実際に飛び出ています。

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このサイトのタイトルも、

オオスカシバの眼に注目したものです。

奈良市北部・高の原の昆虫 オオスカシバ、「鷹の眼」を持つガ

  

このサイトから引用します。

  

オオスカシバの魅力は、なんといっても、この鷹のような鋭い眼です。

もちろん複眼なのですが、我々のように単眼で瞳孔があるかのように

錯覚して見えます。

英語で、スズメガ科全体を「hawk moth」と呼ぶそうですが、

このオオスカシバが一番、hawk mothという名にふさわしいと思います。

同じくスズメガ科のホウジャクの仲間も、同じような眼をしています。

  

やっぱり眼は注目の的だったのですね。

授業で、あのピクピク蛹はオオスカシバだったことを、

子どもたちに伝えていきたいです。

  

あの茶色の芋虫は、きっとオオスカシバの終齢幼虫だったのでしょう。

すぐに蛹になったからね。

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