森の中で発見 8年ぶりのアリグモ
今日は令和7年6月18日。
昨日の2時間目の子どもは、
サムライアリに関心のある子どもです。
他のアリの巣を襲って、卵や繭を奪取。
自分の巣で育てて、奴隷にするサムライアリ。
巣を襲うところ、卵や繭を自分の巣に運ぶシーンが、
見たいそうです。
「じゃあ、次の時間に探しに行くか」と言って、
「うん」と子どもは返事をしていました。
通級教室で「次の時間」は次週のことです。
しかしその子どもの時間は、学年で川遊びに行くなどの時間と
バッティング。「次の時間」は3週間後になっていました。
3週間後に登場したその子どもは、
その約束を覚えていました。
何よりビックリしたのは、親と東京に遊びに行った時に、
東京で繭を運ぶアリを観察したと言うのです。
すでにその子どもの観察は始まっていました。
関心があるから、目に入るのでしょう。
通級教室の授業で外に出ることは、きっと珍しいことです。
でも私はよく出るので、子どもはもう違和感なしです。
なかなか短時間でサムライありはお目にかかれませんでした。
ブロックをめくってアリの巣は発見し、そこには卵がたくさんあり、
見つかってしまったアリが右往左往するのは見られました。
森の中で、ぴょんぴょん跳ねる不思議なアリを発見。
捕まえました。
教室に戻って、解剖顕微鏡でそのアリを観察。
落ち着かないアリです。
動いてしまい、なかなか見られません。
容器を移し替えようとしたら、糸らしきものを出して、
ぶら下がりました。
アリに似ているけど、明らかにアリではなさそうです。
かわいそうですが、殺虫剤を少量噴射。
動きを止めて観察しました。
アリグモでした。
この2つの大顎を持つ顔。
見たことがあるぞ。
ここでも道草 アリのようでアリでない生き物 アップで撮影できませんでした(2017年10月11日投稿)
ここでも道草 アリのようでアリでない生き物 アップで撮影してみました(閲覧注意)(2017年10月17日投稿)
8年前にお目にかかっています。
今回、子どもと一緒にアリグモを観察できました。
ちょっとはこの観察がお土産になったかな。
子どもが通常学級に戻った休み時間に、
アリグモを接眼レンズで撮影してみました。
アリだと思ってみると、頭部が異様に見えます。
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