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2025年3月 7日 (金)

難読漢字「咽せる」から「喉仏」の勉強

    

今日は令和7年3月7日。

  

通級教室では、現在難読漢字を教えています。

その一つ、「咽せる」(むせる)。

これに関する記事を書いていきます。

  

咽せるというのは、飲み込んだ食べ物、飲み物が、

食道ではなくて、気道に入ってしまったのを、

咳き込むことで気道から吐き出す動作です。

勢いよく咽せることができるのは、健常です。

小さく咽せるのは、十分に吐き出すことができなくて、

誤嚥性肺炎につながってしまう可能性があるそうです。

この動画で説明されていました。


YouTube: か弱いむせ、出ていませんか? 口腔ケアチャンネル 962(口腔ケアチャンネル2 #635)


気道に食べ物や飲み物が入って行かないためには、

喉仏が重要な役目をしているそうです。

この動画で勉強しました。


YouTube: 【日常でむせやすい方 必見!】嚥下(えんげ)と発声のしくみを徹底解説!


スクリーンショットを載せます。

Img_0802

食べ物や飲み物を口に入れると、反射的に喉仏が上に上がります。

そうすると、気道の入り口の喉頭蓋(こうとうがい)が下がり、

気道に蓋をします。

これで嚥下(えんげ)がスムーズにいくのです。

  

ここで注目は「喉仏」

「女性には喉仏がない」と思っていました。

でも、喉頭蓋を開けるとなると、喉仏が必要です。

そうなんですね、女性にもあるんです。

女性に笑われてしまうと思いますが、

「女性には喉仏がない」とずっと思っていました。

そんな男性のために、次のようなサイトがありました。

「女性には喉仏がない」と思っている人に教えてあげたい豆知識

テストステロンというホルモンが男性は出て、喉仏などの

喉元の複数の軟骨を発達させるので、

喉仏が発達するのです。

この影響で、男性は女性よりも声が低くなります。

  

「喉仏」

なぜ「仏」なのか?

これはどうも誤解があるようです。

仙台総合医療大学校 喉仏(のどぼとけ)の正体

ここから引用します。

  

Img_0803

なんだか面白い形してますよね?

よく見ると仏様が合掌しているように見えませんか(・・?

はい、そう見えることから、「喉仏」として、火葬の後の骨壺に収骨

する際は一番上に収められます。

 しかしこの「喉仏」、ホントは喉仏じゃないんです!?

この骨は脊椎骨(背骨ですね)の上から2番目の骨で正式名称は

「軸椎」と言って頭の下のところにあり、喉仏の場所にはないのです。

では喉仏とは何か?

喉仏の正体は「甲状軟骨」という軟骨なのです。(軟骨は火葬によっ

て消えてなくなってしまいます。)

  

喉仏と思われていた骨は、「軸椎(じくつい)」だったのです。

軸椎の位置はここ。

Img_0804

Wikipedia

頸椎(けいつい)の上から2番目の骨です。

この軸椎。

人が亡くなって、火葬後の収骨では軸椎が最後に納められます。

その形から、体に宿る仏様として、大切に扱われているからです。

参考:「喉仏」は体に宿る仏様。火葬後におこなう収骨の方法も  

  

  

最後に喉仏を鍛える方法。


YouTube: 【永久保存版】穴違い、誤嚥防止徹底解説

Img_0806

歳をとると、喉仏が下がり、喉仏をあげる筋肉も衰えるそうです。

それを解消するための方法。

  

以上、今朝は「咽せる」「喉仏」の勉強をしました。

  

  

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