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2025年3月30日 (日)

本「ミラクル・ファミリー」を読みました 大人が語る子ども時代

     

今日は令和7年3月30日。

  

この本を読みました。

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アマゾン

「ミラクル・ファミリー」(柏葉幸子著/講談社)

  

この本は、勧められて読みました。

 

届いたメールの一部です。

  

最近柏葉幸子という作家の本を読んでいると、山でお話しました。き
 
っかけはーー滝沢カレンが小学校高学年のときに読んだ『霧のむこう
 
のふしぎな町』(柏葉幸子:講談社)が印象に残っていると。この本
 
を初めて読み、その後、同じ作者の、他の作品も読んでみました。
 
私なりに5段階で評価しました。
 
※すべて○○児童文学賞の受賞作品(柏葉幸子著:講談社刊)
 
 ・『霧のむこうのふしぎな町』3.5
 
 ・『つづきの図書館』4
 
 ・『地下室からのふしぎな旅』3
 
 ・『ミラクル・ファミリー』3.5  
 
『ミラクル・ファミリー』は、いわゆる中年男性を題材にした短編集
 
です。その中で「父さんの宿敵」は特によかったです。これだけなら
 
評価は5です。一時期国語の教科書に採用されていたのも納得です。
 
学校の図書館にもあるかもしれません。よろしかったら、読んでみて
 
ください。読み聞かせにもいいかな??
  
 
よかったですよ。
 
「父さんの宿敵」は、ラストの意外な展開に、
 
「なるほど!そう来たか」と思いました。
  
全部で9作品の短編集。
  
その中の「父さんのお助け神さん」が印象に残っています。
 
子どもから見たら、大人の代表みたいな親も、
 
実は子どもからの延長の人物なんだと思わせてくれます。
 
お父さんが、子どもの頃に出会ったお助け神さん。
 
気弱で自分に自身のない子どもの頃のお父さんを
 
バックアップしてくれたお助け神さん。
 
願いが叶うのだけど、その代わり、お父さんの大事なものを
 
一つ持っていってしまう。
 
その設定が楽しい。
 
そしてその設定を利用して、ラストは洒落たお話にしてあります。
  
うん、私はこれがお薦めの短編かな。
 
  
大人が語る子どもの時の話って、
 
子どもにとって面白いんじゃないのかなあ。
  
大人にもちゃんと子ども時代があり、
 
それを経て、大人になっていることがわかって。
  
誰もがみんな子ども時代があって、大人になっているんだと。
  
意外に、不思議なことに見えると思います。
  
  
  
  
この本、すでに文庫化されていて、
  
アマゾンのサイトでは、文庫本の表紙が載っています。
  
それは単行本とは違う表紙です。
  
私が借りた本は単行本。
 
表紙を写真に撮り、ここに載せました。
 
床から出てきている子どもが、お助け神さんです。
  
見る機会が減っていくであろう単行本の表紙を、
 
ここに残しました。
 

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