高山市千光寺の両面宿儺像と宇賀神像
今日は令和7年2月23日。
この本を拾い読みしました。
「東海仏像めぐり」(田中ひろみ著/ウェッジ)
岐阜県高山市の千光寺にある両面宿儺(すくな)像について
知りたくて、図書館で借りてきました。
この記事の続きの内容です。
ここでも道草 20250211本城山登山③ 飛騨千光寺に行きたい(2025年2月13日投稿)
この本の90〜91pに両面宿儺像について書いてありました。
一部引用します。
高山にある千光寺は、円空の仏像が64体もあり、「円空仏の寺」
として有名。山の上にある。高野山の末寺で、「飛騨の高野山」と
も呼ばれている。
境内にある円空仏寺宝館には、円空仏64体がずらりと保管展示さ
れている。冬は雪のため閉館しているので、入館できない。
千光寺の歴史は古く、仁徳天皇の時代に両面宿儺が開山したとされ
る。(中略)
でも、円空作の両面宿儺は、『日本書紀』に書かれているのとは違
い、2面は横に並び、手には弓矢ではなく斧を持ち、腰に剣がある。
残りの2手は、片手は人差し指を立て、片手は人指し指と小指を突き
立てている。光背は、渦を巻いてい怒ったようなつりあがった目で、
髪の毛は逆立っているが、口元は笑っているようで怖くはなく、憎
めない表情をしている。
田中さんの絵を転載。
いいなあ、この仏像。
実物を見てみたい。
4月以降に高山市に行きたいです。
千光寺については、他に宇賀神(うがじん)についても
田中さんは書いています。
これは、2月13日の記事で紹介した動画でも触れています。
20分21秒くらいからです。
本の91pから引用します。
宇賀神といえば、蛇の体におじいさん、または女の顔を持つ神さまで、
よく弁財天の頭の上に乗っている。この像は、宇賀神単体で祀られ、
ソフトクリームのような体に子どものような、かわいい顔をしている。
弁財天の頭の上に乗っている?
確かめよう。
ここから写真を転載。
滋賀県の琵琶湖竹生島にある
宝厳寺には、日本最古と言われる大弁才天像があるそうです。
それは滅多に見ることができませんが、
この2体は見ることができるようです。
頭の上に宇賀神が乗っています。
ここも行きたくなりました。
困ったものですね。
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