昭和東南海地震からちょうど80年/被害を受けた範囲
今日は令和6年12月7日。
12月5日の夕方のテレビニュース「まるっと!」(NHK)
そこで紹介された昭和東南海地震は印象的でした。
今は、その動画が、このサイトで見ることができます。
動画の写真を転載します。
昭和19年(1944年)12月7日午後1時に起こった地震です。
終戦前年です。
37日後の昭和20年(1945年)1月13日午前3時に起こったのが
三河地震です。
名古屋大学竹村特任教授は言っています。
「東南海地震って、何か知らないけど、戦争中だったから、
誰にもわからないみたいなことばかり言う人が多いけど、
実は非常によくわかっている」
そうなんだ。
やはり、戦時中で、政府も被害を隠していたイメージがあり、
被害実態がわかっていない地震だという発想でした。
どれくらいの揺れだったのかを地図で表していました。
愛知県西三河と三重県沿岸が被害の中心だと思っていました。
しかし、この図によると、そうとは言えません。
渥美半島も大きく揺れているし、特に静岡県が目立ちます。
ちなみにこの地図は、建物の倒壊の様子から
揺れを予想したものです。
静岡県がこんなに揺れていたことにビックリです。
ネット検索すると、この記事に行きつきました。
静岡新聞DIGITAL 7日「昭和東南海地震」80年 中東遠の軟弱地盤で「震度7」 研究者「防災へ教訓抽出を」
この記事の研究者の1人は、「まるっと」と同じの、
名古屋大学特任教授の武村教授です。
地盤が軟弱な場所は、地震が起きれば揺れる。
自分たちが住んでいる場所の地盤を調べることが必要と言っています。
むむ、この記事の地図の方が、「まるっと」よりわかりやすい。
この地図がいい。
なんで「まるっと」はこの地図を使わなかったのか。
三重県沿岸部では津波の被害あり。
かなりの被害があったことが写真からわかります。
みえ防災・減災アーカイブ 昭和19年 東南海地震による被災写真(尾鷲市)
例えば1枚。
そして改めて静岡県の中遠遠地域に注目です。
鉄道の脱線事故があったようです。
静岡県も大きく揺れた昭和東南海地震。
渥美半島はどうだったのか。
このサイトを参考。
引用します。
家屋の被害は地域的に差があり、田原町、福江町、赤羽根町の被害が
比較的大きく、川の流域の低地に被害が出ている。海岸では地割れや
田んぼの真ん中に大きな穴があいたりしている。
今回、昭和東南海地震の被害の範囲を認識しました。
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