20230106 「138億光年 宇宙の旅」探査機カッシーニ/衛星エンケラドス
今日は令和6年12月19日。
2つ前の記事の続きです。
今年の1月6日に行われた
「写真展 138億光年 宇宙の旅」での写真を掲載します。
今回は土星の写真です。
土星は縁があります。
10年ほど前に、天体望遠鏡を扱って、
捉えることができた惑星が土星でした。
ここでも道草 今晩も土星をとらえた/明日は土星を見せる日(2014年7月22日投稿)
生を見た土星の輪。望遠鏡の中で、とても小さかったけど、
確かに見たという感触が残っています。
体のどこに感触が残っているのかと言われれば、
やっぱり目ですかね。
土星の写真を撮ったカッシーニについても以前調べました。
その時、土星の輪は、土星の周りを回る衛星が崩壊した名残という
説でのCGを見たことを思い出します。
次の2本の記事です。
ここでも道草 「コズミック フロント☆NEXT」土星のリングができるシーン(2019年7月19日投稿)
ここでも道草 「コズミック フロント☆NEXT」カッシーニが土星に突っ込むシーン(2019年7月19日投稿)
カッシーニが撮影した写真で、有名なのがこの写真。
土星の衛星の一つ、エンケラドスの間欠泉。
いや〜美しい。
地表から噴き出す水。
このエンケラドスに関する割と新しい動画が、
勉強になりました。
YouTube: エンケラドスでは表面温度-200℃でも水が凍らない理由【JST 午後正午】 [4K]
エンケラドスは、土星から24万kmの距離を、
公転時間33時間で周回しています。
月の場合は、地球から38万km。
月の公転周期は27日間。
エンケラドスは、公転スピードが月に比べて速いです。
エンケラドスの直径は約500km。
小さい衛星です。
300kmより小さい衛星だと、球形を保てずに、
いびつな形になりやすいです。
エンケラドスは、とても白い衛星です。
その白いものは雪です。
常に降り積もった雪があるので、エンケラドスは
白く輝いているのです。
ではなぜ雪が降るのか。
カッシーニの撮影で、エンケラドスの南極に、
100kmの4本の亀裂があることがわかり、
タイガーストライプと呼ばれています。
この4つの亀裂から、水が噴き出していたのが、
「エンケラドスの間欠泉」の写真です。
エンケラドスは厚さ25㎞の氷が表面を覆います。
その地下には大量の水があることがわかっています。
水のある衛星エンケラドス。
そこに生命は存在するのか。
研究者の見解は、最初「難しい」でした。
生命誕生のためには、リンが必要であって、
その存在が、エンケラドスから発見されなかったからです。
しかし、最近の研究で、リンがあることが判明。
2023年のことです。
生命が誕生している可能性が出てきたのです。
写真展の写真で、カッシーニを思い出し、
そして衛星エンケラドスのことを知りました。
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