今日は初めて無声映画2本を観に行きます
今日は令和6年2月25日。
今日は、これに参加します。
無声映画を初めて観ます。
ピアノの生演奏と一緒に。
どんな体験になるかな。
楽しみです。
ちょっと事前勉強。
映画「サンライズ」(1927年公開/94分)
何と、この映画、YouTubeで観ることができます。
YouTube: Friedrich Wilhelm Murnau | Sunrise: A Song of Two Humans | 1927
ここで少し観てみると、無声映画ですが音楽付きです。
このサイトを見ると、次のように書いてありました。
本作はサイレント映画だが、映画史上初のFox Movietoneによるサウン
ドカメラで撮影され、音楽付きのサウンド版である。また、路面電車の
走る都会の街並みや、葦に囲まれた湖など、全シーンがセットで撮影さ
れており、字幕をなるべく排除して視覚的表現を重視した手法となって
いる。
確かに音楽付き映画でした。
今回は生のピアノ演奏がつくのですが、
映画の音楽とどう絡めるのかな。
私は今回ちょっと誤解していて、無声映画の横で弁士が語るものだと
勝手に思っていました。
こんな動画も発見しました。
澤登翠さんは、無声映画の活動弁士。女性です。
弁士が語る無声映画も面白そうです。
この湖もセット。なかなか大掛かりな作品です。
映画「サンライズ」は、第1回アカデミー賞(1929年)で、
芸術作品賞と撮影賞を受賞しています。
出演したジャネット・ゲイナーが、映画「第七天国」の演技と共に、
主演女優賞を受賞しています。
来月3月に行われるアカデミー授賞式が第96回。
アカデミー賞の長い歴史の始まりの作品。その点でも楽しみ。
第1回はたった15分程度の授賞式でした。
今や3時間以上の時間がかかり、テレビでも放映される
一大イベントになっています。
「サンライズ」は、ドイツ人監督F・W・ムルナウを、
ハリウッドが招いて製作した映画。
原作もドイツ人、脚本家もドイツ人、
カメラマンなどもドイツ人といった映画だったそうです。
最後にジャネット・ゲイナーの写真。
1906年生まれ。1984年にお亡くなりになっています。
もう1本。
チャップリンの映画「アルコール先生ピアノの巻」(1914年/16分)
これもYouTubeで見ることができます。
YouTube: Delivery the piano funny clip His Musical Career :Charlie Chaplin|チャールズ・チャップリン 映画
間違った場所にピアノを運んでしまったチャップリンと相棒。
正しい場所にピアノを運ぶのだけど、悪戦苦闘が待っていました。
チャップリンが映画デビューしたのは1914年。
したがって、今回の映画は、デビュー年に撮られたものです。
おなじみのだぶだぶのズボン、大きなドタ靴、ステッキと山高帽という
小さな放浪者の扮装は、この1914年に生まれています。
今回もその姿で出演しています。
YouTubeで見ると、ピアノ演奏が入っています。
これは後から入れたものでしょうか。
その疑問は、この後解決します。
このサイトでいろいろわかりました。
映画は当初は全て無声映画でした。
世界最初の映画は1888年(明治21年)の
「ラウンドヘイ・ガーデン・シーン」
たった2秒の映画です。
これもYouTubeで見られます。
YouTube: Roundhay Garden Scene (1888) Louis Le Prince
たった2秒ですが、当時としては価値があるのでしょう。
ちゃんと出演者の名前もわかっているようです。
映画が十分に楽しめる現代に生まれてよかったと思います。
無声映画の対になる言葉が発声映画(トーキー映画)
トーキー映画の登場は、1927年(昭和2年)の
映画「ジャズ・シンガー」だそうです。
少し引用文
サイレント映画のフィルムには音声トラックが存在しないが、トー
キーフィルム登場後に音声トラックに劇伴を収録したサイレント映
画を「サウンド版」、さらに日本では活動弁士による解説も収録し
たサウンド版を「解説版」と呼ぶ。このように、映画はもともとサ
イレントであったので、サイレント映画という呼称はレトロニウム
である。
レトロニウム?
Wikipediaで調べました。
ある言葉の意味が時代とともに拡張された、あるいは変化した場合に、
古い意味の範囲を特定的に表すために後から考案された言葉のことを
指す。
一例を挙げれば、カメラにおいてデジタルカメラの出現により従来型
の銀塩写真カメラを「フィルムカメラ」と呼ぶようになったり、ビデ
オカメラの登場により写真撮影を主目的とするカメラを「スチルカメ
ラ」と呼ぶようになるという現象である。
なるほど。
したがって、予想するに、
映画「アルコール先生ピアノの巻」も最初は音楽がなかったものが、
後から劇伴(げきばん/映画やドラマなどで流される音楽)を
加えたものではないかと思います。
したがって、今日は「アルコール先生ピアノの巻」は
オリジナルの無音の映画が流されて、生のピアノ伴奏が
流れると予想されます。
以上の事前勉強を終えて、今日の午後2時に行きます。
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