豊橋市立前芝小学校の二宮金次郎像
今日は令和5年12月7日。
前記事に引き続き、二宮金次郎像について書きます。
小学校設置の二宮金次郎像としては、
最も古い豊橋市前芝小学校の二宮金次郎についてです。
以前、記事にしています。
ここでも道草 運動場の片隅にある二宮金次郎像を教える(2023年11月13日投稿)
この記事を出したことで、
前芝小学校で11月18日に、創立150周年記念の式典があり、
二宮金次郎の7代目子孫(昆孫)である中桐万里子さんの
講演会があると知って、急遽参加しました。
その時に、校庭にある日本一古い二宮金次郎像を
写真に撮りました。
その写真を載せます。
台座に書かれていることを解明したいです。
前記事で参考にしたサイトで見てみます。
このサイトには、次のように書いてあります。
昭和天皇「御成婚記念」として寄贈したもの。(中略)
碑文は「天道は万古変せず 人道は働むるを以って尊しとす」
二宮尊徳・尊徳翁夜話より
以上です。
この二宮尊徳の言葉の意味は?
参考にしたのがこのサイト。
ここに、碑文に書いてある文に関連したことが書いてありました。
7pです。引用します。
尊徳はその教説のなかで、「天道と人道とは格別の物なるが故に天理は
万古変ぜず、人道は一日怠れば忽ち廃す、されば人道は攣るを以って尊
しとし、自然に任ずるを尊ばず」と述べ、無差別的、自然的な天道に対
して、差別的、人為的な 人道を対置せしめ、人道とはすぐれて作為的、
実践的な道であるべきことを明かにしている。尊徳のこのような作為的
秩序観が、農業生産の場において、自然力の前に人間の営みが無為であ
るとする考え方を克服し、勤労と創意による人為的、積極的な実践道を
考案し、自助独立の勤労主義をうち出すことを可能としたのであった。
特に最後の3行が、碑文の文章の意味に迫っていると思います。
自然は良いこともあれば悪いこともあるものである。人間は、そんな自
然に対して、無力であると思わずに、工夫して、一生懸命働くことが大
事。そんな意味ではないかと考えます。
裏面。
大正十三年一月廿六日
藤原利平謹作之?
確かに牛久保小学校の金次郎像と同じ制作者です。
左足に密着するような切り株は、
像の安定のために作られたもの。
これは牛久保小学校の像も同じです。
その後の金次郎像に、この部分は引き継がれたそうです。
金次郎像が読んでいる本はどうなっているだろうか。
その撮影をしてくるのを忘れていました。
前芝小学校の記念講演に参加したことは、
また後日書きます。
調べていくと、奥が深いですねー。
牛久保小学校が二番目とは初めて知りました。
縁を感じます。
投稿: yayoi | 2023年12月 7日 (木) 21:29
自分も今年は二宮金次郎に縁がある年だと感じています。前芝小と牛久保小のことももちろん、掛川市に行ったら金次郎ゆかりの場所だったのも、自分は驚いています。残り少ない今年に、少しでも勉強しておきたいです。縁があった時が勉強する好機。
投稿: いっぱい道草 | 2023年12月 7日 (木) 23:09