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2023年12月 7日 (木)

豊橋市立前芝小学校の二宮金次郎像

    

今日は令和5年12月7日。

  

前記事に引き続き、二宮金次郎像について書きます。

小学校設置の二宮金次郎像としては、

最も古い豊橋市前芝小学校の二宮金次郎についてです。

以前、記事にしています。

ここでも道草 運動場の片隅にある二宮金次郎像を教える(2023年11月13日投稿)

この記事を出したことで、

前芝小学校で11月18日に、創立150周年記念の式典があり、

二宮金次郎の7代目子孫(昆孫)である中桐万里子さんの

講演会があると知って、急遽参加しました。

その時に、校庭にある日本一古い二宮金次郎像を

写真に撮りました。

その写真を載せます。

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台座に書かれていることを解明したいです。

前記事で参考にしたサイトで見てみます。

豊橋市前芝小学校

このサイトには、次のように書いてあります。

  

昭和天皇「御成婚記念」として寄贈したもの。(中略)

碑文は「天道は万古変せず 人道は働むるを以って尊しとす」 

二宮尊徳・尊徳翁夜話より

  

以上です。

この二宮尊徳の言葉の意味は?

参考にしたのがこのサイト。

貯蓄の社会経済史 傳田功

ここに、碑文に書いてある文に関連したことが書いてありました。

7pです。引用します。

  

尊徳はその教説のなかで、「天道と人道とは格別の物なるが故に天理は

万古変ぜず、人道は一日怠れば忽ち廃す、されば人道は攣るを以って尊

しとし、自然に任ずるを尊ばず」と述べ、無差別的、自然的な天道に対

して、差別的、人為的な 人道を対置せしめ、人道とはすぐれて作為的、

実践的な道であるべきことを明かにしている。尊徳のこのような作為的

秩序観が、農業生産の場において、自然力の前に人間の営みが無為であ

るとする考え方を克服し、勤労と創意による人為的、積極的な実践道を

考案し、自助独立の勤労主義をうち出すことを可能としたのであった

   

特に最後の3行が、碑文の文章の意味に迫っていると思います。

自然は良いこともあれば悪いこともあるものである。人間は、そんな自

然に対して、無力であると思わずに、工夫して、一生懸命働くことが大

事。そんな意味ではないかと考えます。

  

Img_3156

裏面。

  

大正十三年一月廿六日

藤原利平謹作之?

  

確かに牛久保小学校の金次郎像と同じ制作者です。

  

左足に密着するような切り株は、

像の安定のために作られたもの。

これは牛久保小学校の像も同じです。

その後の金次郎像に、この部分は引き継がれたそうです。

  

金次郎像が読んでいる本はどうなっているだろうか。

その撮影をしてくるのを忘れていました。

   

     

前芝小学校の記念講演に参加したことは、

また後日書きます。

コメント

調べていくと、奥が深いですねー。
牛久保小学校が二番目とは初めて知りました。
縁を感じます。

自分も今年は二宮金次郎に縁がある年だと感じています。前芝小と牛久保小のことももちろん、掛川市に行ったら金次郎ゆかりの場所だったのも、自分は驚いています。残り少ない今年に、少しでも勉強しておきたいです。縁があった時が勉強する好機。

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