梨「新高」の名前の由来を調べました
今日は令和5年10月21日。
縁があって、20年ほど、お盆の時に通っている
農園があります。
その農園でできるブドウ「巨峰」を毎年買っていて、
自宅で食べるのはもちろん、
お中元として親戚に送ったりしています。
その農園で、梨も栽培していることを知って、
今年は先週の土曜日に出向きました。
今年は猛暑だったので、梨が傷んでしまい、
実がボトボト落ちる現象が頻繁にあったそうです。
そんな状況の中を生き抜いた貴重な梨を買ってきました。
大きな梨でした。
品種は「新高(にいたか)」でした。
食べましたが、美味しかった。
ミルキーな味でした。
ミルクが入っているのではと思うほど、
甘く果汁たっぷりの梨でした。
気になったのは、この品種名。
すぐに浮かんだのは、新高山(にいたかやま)です。
台湾にある富士山よりも高い山。
太平洋戦争開戦の電文「ニイタカヤマノボレ1208」で有名な山です。
きっと新高山に由来すると思って調べました。
でも違った?
いろいろな説があるようです。
このサイトが勉強になりました。
長いけど、引用します。
新高梨(にいたかなし)は、生まれた年はハッキリ分かっていませんが、
命名された年は1927年(昭和2年)のようです。
よく言われる名前の由来は、新潟県が産地の「天の川」という梨と、高
知県が産地の「今村秋」という梨が両親なので、県名の頭文字をそれぞ
れ組み合わせて「新高梨(にいたかなし)」になった、とするものです。
なるほど。「新高」は、新潟県と高知県が合体したものなのか!
思いつかなかったです。でも、そうではないという説もあるようです。
しかし、wikipedia(ウィキペディア)を参照すると、別のルーツが記さ
れています。
それは、台湾にある「新高山(玉山)」という山から頂いた名前だとい
う記事です。名前が決められた1927年(昭和2年)当時は、梨の命名に
ついては、国内の地名から取るのが一般的であり、新高は有望品種だっ
た為、もっとも日本で高い山の名前をつけたそうです。台湾は当時、日
本の統治下にあり、新高山(玉山)は、富士山をしのぐ、標高3,952 m。
(富士山は3,776m)当時としては、日本領土内で最も高い山だったので、
その名が取られて「新高梨」と命名されたようなのです。
新高山が名前の由来だという説もあるのです。
最新の遺伝子解析による研究では、片親は高知の「今村秋」ではなく、
神奈川県の「長十郎」であった可能性が高い、という事が解ってきて
います。もしこれが真実なら、「新高梨」ではなく、「新神梨」とい
う名前のほうが、本当は正解だったかもしれません。
あれまあ、そんな説もあるのですね。
名前・誕生にまつわる話については、引き続き、調査を継続したいと
思います。
まだ名前の由来は確定していないようです。
そうかあ、簡単な話ではないのですね。
でも、これくらい複雑な方が面白かったなあ。
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