自主防災会 酸素欠乏症/一呼吸で失神することがある
今日は令和5年8月7日。
昨日は町内会自主防災会の消火班講習会がありました。
私もスタッフにひとりなので参加しました。
勉強になりました。
火災が起こった時に、初期消火を行いますが、
その時にいろいろな危険があるということです。
いくつかある危険のうち、ビックリだったのは、
「一呼吸で失神することがある」でした。
酸素が極めて少ない空気を吸った場合は、
一呼吸で失神してしまうことがあるというのです。
火災が起こっている現場では、燃えることで酸素が使われて、
酸素濃度が薄い空気になっている可能性があります。
そこに入っていく時に要注意なのです。
家に帰ってから調べました。
酸素濃度が薄い空気を吸って、酸欠になることを
酸素欠乏症と言います。
このサイトによると、空気の酸素濃度によって症状が次のようになるそうです。
ふだんの空気は、酸素濃度21%くらい。
その中で私たちは快適に暮らしていますが、
この濃度が少し下がっただけで、いろいろな症状が出ます。
特に6%以下では、吸っただけで失神。
最悪、死に至ってしまいます。
怖いのは、濃度の薄い空気を1回吸っただけで失神だということ。
すぐにふつうの空気を吸えば回復するものではないのです。
体に酸素濃度の低い空気を入れてはいけないのです。
いやああ、びっくりです。
だから二次災害が起こるのです。
ここに書いてある文章を引用します。
空気は目に見えなく、そして臭いもないので、酸欠状態になっているか
判断ができないことが多々あります。
それに誰かが酸欠で倒れた場合、迅速に救命活動をしようとして駆け寄
ってしまいがちです。
そして救助に入った人も酸素欠乏空気を吸ってしまい、酸欠で倒れてし
まいます。
このようにして、二次災害が起こってしまうのです。
なるほど、このような二次災害のニュースを見たことがあります。
昨日の自主防災会リーダーの説明でも、次のように言っていました。
「息を止めている間は生きていられるが、呼吸したら死ぬ」という覚悟で、
助け出す必要があります。
これを知っているか知らないかは大きな違いです。
勉強になりました。
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