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2023年8月26日 (土)

古い民具:鋤・犂 すき 後編

    

今日は令和5年8月26日。

   

前記事の続きで、鋤・犂について書いていきます。

参考にした動画はこれです。

昔の道具と庶民の生活 唐棃(からすき)遣唐使が持ってきたって本当か?

  

Img_1677

Img_1678


用語を整理したいです。

「すき」の漢字は2種ありますが、人が使うのが鋤、

牛にひかせるのが棃なのだそうです。

なるほど。

したがって、勤務校の民具コーナーにあるのは、

犂が正しい。

犂を「すき」「からすき」と読ませますが、

遣唐使が伝えたので、唐犂(からすき)と呼ばれたのが

省略されたのでしょう。

  

Img_1679

鍬と鋤の区別も解説してくれていました。

柄と金属部分の角度で区別するそうです。

90度よりも狭いと鍬。

90度よりも広いと鋤。

これもなるほど。

  

Img_1680

これは全記事でも書いたこと。

勤務校の犂はどれに当たるのかは、

写真では床の部分が写っていなくて微妙です。

次の出勤(9月1日)に確認したいです。

  

この中で長床犂が最も古い形で、

唐から伝わったものを大和朝廷がレプリカを作って、

全国にこれを作って、農耕をするように広めたという説があるそうです。

1000年以上、形を変えずにつくられ、使われ、

昭和30年代でも使われていたらしいです。

  

斑鳩の記憶データベース

facebookで、このサイトに棃を使った写真があるよと

教えてもらいました。これです。

Img_1681

1950年代だそうです。

  

以上です。

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