古い民具:鋤・犂 すき 後編
今日は令和5年8月26日。
前記事の続きで、鋤・犂について書いていきます。
参考にした動画はこれです。
昔の道具と庶民の生活 唐棃(からすき)遣唐使が持ってきたって本当か?
用語を整理したいです。
「すき」の漢字は2種ありますが、人が使うのが鋤、
牛にひかせるのが棃なのだそうです。
なるほど。
したがって、勤務校の民具コーナーにあるのは、
犂が正しい。
犂を「すき」「からすき」と読ませますが、
遣唐使が伝えたので、唐犂(からすき)と呼ばれたのが
省略されたのでしょう。
鍬と鋤の区別も解説してくれていました。
柄と金属部分の角度で区別するそうです。
90度よりも狭いと鍬。
90度よりも広いと鋤。
これもなるほど。
これは全記事でも書いたこと。
勤務校の犂はどれに当たるのかは、
写真では床の部分が写っていなくて微妙です。
次の出勤(9月1日)に確認したいです。
この中で長床犂が最も古い形で、
唐から伝わったものを大和朝廷がレプリカを作って、
全国にこれを作って、農耕をするように広めたという説があるそうです。
1000年以上、形を変えずにつくられ、使われ、
昭和30年代でも使われていたらしいです。
facebookで、このサイトに棃を使った写真があるよと
教えてもらいました。これです。
1950年代だそうです。
以上です。
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