絵本「クマと少年」を読みました
今日は令和4年9月23日。
この絵本を読みました。
「クマと少年」(あべ弘士作/ブロンズ新社)
サークルで、アイヌのイオマンテが話題になりました。
冬眠から目覚めたクマを仕留めるアイヌ。
その時に一緒にいた子熊は、連れ帰って、
大事に育てます。
そして2年ほど経った時に、成長した子熊を殺す儀式が
イオマンテです。
殺すことで、神の国へ帰ってもらうという考えです。
クマは、神様が皮を被って目の前に現れたものと考えます。
子熊と一緒に育った少年。
子熊はイオマンテを目前に村から消える。
8年が経って、たくましくなった少年は、
子熊を探す旅に出かける。
子熊を、神の国へ送ってあげるために。
再会した子熊は、大きな熊になっていた。
少年は、月光を受けて去っていく熊に向けて
弓矢を射ます。
そんな話でした。
アイヌの人たちが、クマをどう考えていたかがわかる本でした。
あべ弘士さんは、1948年生まれ。
旭山動物園で25年間働き、絵本作家として活躍する人。
この生き方に興味あり。
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