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2022年5月26日 (木)

100年前の映像で授業をしました/「極北のナヌーク」(1922年)

     

今日は令和4年5月26日。

  

4年前に見つけた動画を使って、

今年もイヌイットの生活を授業で紹介しました。

ここでも道草 ”かつて”のイヌイットのアザラシ猟(2018年5月17日投稿)

この動画です。☟


YouTube: Nanook Of The North 04

アザラシ猟の様子が、少々滑稽に映っています。

獲れたアザラシを解体して、生肉を食べる映像もあります。

生徒には好評でした。

 

今回、この映像についてより調べてみました。

  

この動画は、邦画名「極北のナヌーク」という映画の

一部であることがわかりました。

ここで本編を見ることができます。☟


YouTube: Nanook of the North (Flaherty, 1922) — High Quality 1080p

アザラシ猟の場面は、56分48秒からです。

 

1922年公開の映画でした。

つまりちょうど100年前の映像です。

100年前の映像で授業ができたことになります。

私にとって、授業で使った最古の動画となります。

  

ここが参考になりました。☟

Wikipedia 極北のナヌーク

 

部分的に引用します。

  

カナダ北部で暮らすイヌイットの文化・習俗を記録した作品で、映画

史上、しばしば初のドキュメンタリー映画と説明される。

  

映画の舞台はカナダのケベック州北部アンガヴァ半島に暮らすイヌイ

ットの村で、とくに壮年の狩人「ナヌーク」と妻ナイラ、その子ども

たちの一家を主人公とする。作品では、1年の大半が極寒の季節となる

過酷な環境で、彼らが家族・村人と協力しながら生活をささえる様子

が紹介される。

ナヌークは勇敢な狩人で、銛一本で巨大なアザラシに挑み、カヌーや

衣服を自分で作り出す技術も持っている。映画は、ナヌークが銃器や

電気など文明の利器を拒み、幼い子どもたちにも古くからの生活の知

恵を教育しつづける姿を克明に描いてゆく。

   

しかし『極北のナヌーク』の撮影手法は、現在多くの人が「ドキュメ

ンタリー」という言葉から連想するものとは大きく異なっている。

まず「ナヌーク」という名前は実在せず、彼の実際の名前「アラカリ

アラック(Allakariallak)」が観客に受け入れられないと考えたフラ

ハティが創造した、架空の名前である。彼の妻「ナイラ」も同様で、

実際の名前は「アリス」だった

さらに「ナヌーク」の一家は本当の家族ではなく、イヌイットの村か

ら募った協力者を同じ家に集めて家族のように撮影しており、狭い氷

の住居「イグルー」内での生活も、実際には撮影用に組み立てた大型

のセットを使って撮影された

そして映画では「ナヌーク」が蓄音機を初めて見て驚愕するなど「文

明」との距離感が繰り返し強調されるが、実際には当時のイヌイット

の生活はかなり近代化されており、すでに電気や銃器を利用する村人

も多かったことが分かっている。

   

どうやら、ある程度”作られた”映像のようです。

それでも、かつてのイヌイットの生活を伝えるには

適した動画だと思いました。

  

  

ありがたいことに、この映画を手にすることができるようです。

字幕付きの映画です。

amazon

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さっそく注文してしまいました。

道草を楽しんでいます。

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