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2022年4月 5日 (火)

「新ドキュメント 太平洋戦争1941第1回開戦~前編~」①

     

今日は令和4年4月5日。

    

昨年12月8日放映の「NHKスペシャル  新ドキュメント 

太平洋戦争 1941 第1回 開戦 ~前編~」を見ました。

久々聞き書きをしてみたいと思いました。

実行します。

ナレーター:人々の本音がSNS上で飛びかう現代。もし80年前、

  太平洋戦争の時代にも、SNSがあったのなら、人々は何をつ

  ぶやいたのであろうか。今、研究者たちが注目するのが、戦時

  中に個人が記した言葉の数々、エゴドキュメントだ。

  膨大な言葉を、AIで解析、激動の時代を生きた日本人の意識

  の変化をとらえようとしている。

研究者:意外だったのは、反米論が高い時期があるな

ナレーター:1941年12月8日に始まった太平洋戦争。長きに

  わたった戦争で国は焦土と化し、日本人だけで310万の命が

  失われた。なぜリーダーたちは、判断を誤ったのか。そして、

  なぜ多くの市民が大国との戦争に熱狂したのか。それを解き明

  かす鍵が、近年発掘が進むエゴドキュメント。個人が綴った日

  記や手記だ。表現の自由が制約された時代、誰にも言えなかっ

  た本音が、記されている。

  会社員や学生などの市民、最前線の兵士、国の舵取りを担う指

  導者たち、一人ひとりの視点から新たな戦争の姿が、浮かび上

  がる。

研究者:100人いれば100人の戦争が合わさって、この戦争に

  なってしまった。つまり、一人ひとりの違う戦争を知ることで、

  我々の今のリアリティーに近づけることができる。

ナレーター:個人の視点から、歴史のうねりを追体験していく、シ

  リーズ「新ドキュメント 太平洋戦争」第1回は「開戦」

  国家を破滅に導く戦争の入り口で、日本人の多くは歓喜した。

日記「万歳と大きく叫びながら、駆けだしたいような衝動を受けた。」

日記「愛国的な民族的な大きな気持ちに支配されてしまった」

日記「血わき、肉躍る思いに胸がいっぱいになる。爆弾など当たら

  ないという気で一杯だ。」

ナレーター:しかし、時計を巻き戻すと、開戦の前年、社会には戦

  争と程遠い空気が漂っていた。都市部ではアメリカブームに湧

  き、ハリウッド映画やジャズが流行した。

  国の指導者たちも、国力で圧倒的にまさるアメリカとの戦争を

  避けようとしていた。なぜわずかな期間で、急激な意識の変化

  が生まれたのか。

  開戦の前年から、太平洋戦争に至る道のりを、市民と国の指導

  者のエゴドキュメントからさぐっていく。

  

日記「住代ちゃん、昭和15年2月6日、あなたは高らかに産声を

  あげました」 「すやすやと眠っているあなたを見ると、ママ

  は涙ぐましい程の感激にふるえて、胸はゴムまりのように弾ん

  でなりません」

ナレーター:東京、四ツ谷に住む金原まさ子さん。開戦前年の2月、

  一人娘の住代ちゃんが生まれたことで育児日記を書き始めた。

日記「4月18日。おっぱいを出そうとして、この暖かいのに、昨

  日も今日もすきやき。」「住代ちゃん、あくびをする時の、甘

  い甘い息の匂い、ママは大好きなり。」

ナレーター:一人一人の言葉、エゴドキュメントから、当時を生き

  ていた人々の息づかいが聞こえてくる。開戦前夜、都市部では、

  戦争とは程遠い、豊かな暮らしがあった。

日記「野球見物。イーグルスがタイガースに勝った」

日記「今日は宴会だ。2次会で街の飲食店にて、騒ぐのが目的である」

ナレーター:大阪で精米展を営む井上重太郎さん。子どものために、

  大きな買い物をしたことが記されていた。

日記「ピアノの如きは、贅沢品ではあるが、一家の慰安として、身

  分に過ぎるかもしれぬが、買うことにしたのである」

ナレーター:当時、ピアノの金額は公務員の初任給、8カ月分。日

  夜仕事に励み稼いだお金で、やっと手にした宝物でした。

  現在と変わらないように見える穏やかな人々の営み。それがな

  ぜ、アメリカとの戦争に歓喜するまでにいたったのか。

  日本人の心境の変化に迫ろうと、全国600か所の資料館や個

  人宅を回り、日記を探した。会社員、学生などの市民、国の指

  導者など、男女合わせて250人以上。人びとの心の内が記さ

  れたエゴドキュメントだ。

  今回それをAIに読み込ませ、SNS上のつぶやきに見立てて

  解析。投稿数に換算すると12万件のデータから、心の変化を

  読み解いていく。

研究者:どこの時点で何を考えて、どこで変わったのかということ

  を、追っていける。かなり意味のある大きなデータかな。

ナレーター:SNSのトレンド分析をモデルに、日記のテキストを

  分解。単語の数は630万語に達した。それをジャンルごとに

  分け、頻繁に登場するものほど、大きくビジュアル化する。

  1940年代の前半、市民の関心の最も大きく占めているのが、

  「生活」だ。その中の「食」をのぞいてみよう。「オムレツ」

  「ポタージュ」「アイスクリーム」「マカロニ」そして「ビフ

  テキ」多彩なメニューを楽しんでいたことが、うかがわれる。

  しかし、この年の後半、食生活に変化が起こる。「代用品」

  「配給」「外米」一転して不自由さを示す単語が現れ始めた。

  

   

今朝はここまでにしよう。時間はかかるけど、聞き書きすることで、

番組をじっくりと味わう気持ちになります。ここまで番組6分間の

聞き書きでした。   

 

  

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