番画〈527〉〈528〉:ドラマ「眩(くらら)北斎の娘」を見た 赤富士は静岡県側から見たもの
今日は令和3年11月26日。
番画です。
〈527〉特集ドラマ「眩(くらら)北斎の娘」
(2020年7月10日放映)
〇確か録画してあったはずだ。
北斎の娘を主人公にしたドラマがあったはず。
見つけた。そして見た。
録画した当時の自分を褒めたい。
いい番組を録っておいてくれてありがとう。
amazonで手に入れようとすると、4000円近くかかってしまう。
でもこのドラマなら、この値段でもかまわない。
〇北斎の三女であるお栄が主人公。
宮崎あおいが演じる。
お栄が主人公であるけど、葛飾北斎も存在感あり。
長塚京三が演じる。
〇北斎は脳卒中で倒れるが、お栄は父親に筆を持たせたがった。
父は光であり、お栄は影となって、
父の作品を手伝った。
それが生きがいだった。
〇ベロ藍に出合って、「富嶽三十六景」を完成させるところは
軽快に描かれていた。
北斎の絶筆になる「富士越龍図」は、
一筆一刷毛(はけ)じっくり描かれ、感動的だった。
〇脚本は大河ドラマ「青天を衝け」の大森美香だった。
ストーリーにムダがなかった。充実の1時間13分間だった。
〇授業で北斎のこと、お栄のことをしっかり教えることができたら、
生徒とこのドラマを楽しむことができるんだよな。
教えることができたらいいな。
〇ドラマには原作本があった。
朝井まかて著「眩(くらら)」である。
歴史小説をたくさん書いているようだ。
また追いかけたくなった小説家が増えた。
〈528〉歴史探偵 葛飾北斎 天才絵師の秘密
(2021年4月21日放映)
〇北斎がマイブームとなって、4月に録画したものを見た。
〇「富嶽三十六景」の中で、特に人気があったものを
「三役」と言うらしい。
その三役とは、赤富士の「凱風快晴(がいふうかいせい)」
黒富士の「山下白雨(さんかはくう)」
そして「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」
〇「凱風快晴」はどこから見た富士山か検証していた。
富士山の雪の形が逆Yの字であることから、
静岡県側から見た富士山だとしていた。面白かった。
〇「山下白雨」は静岡県側から見た富士山であり、
御坂山地まで描いていることに注目。
普通の視線なら見えない御坂山地を、
想像力で描いているとしていた。
このことは以前にも書いたぞと思い出した。
※ここでも道草 「山下白雨」はどこから描かれた富士山か?(2017年1月5日投稿)
〇お栄のことも触れていた。
使われていた映像は「英雄たちの選択」と同じであった。
順番で行けば「歴史探偵」が先で、「英雄たちの選択」が後である。
しかしもっと以前の映像化もしれない。
NHKは映像を使いまわす。
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