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2021年7月

2021年7月11日 (日)

番画〈312〉〈313〉:ワクチン開発の立役者カタリン・カリコ

    

今日は令和3年7月11日。

   

番画です。

   

〈312〉土曜ドラマ「ひきこもり先生 ⑤ 最終回」

  (2021年7月10日放映)

  

  

〈313〉「ETV特集 世界を変える”大発見”はこうして生まれた

  カタリン・カリコ×山中伸弥」(2021年7月10日放映)

  

〇新しいワクチンの作り方は、今までなかなか

 認められていなかったもの。

 それが今回の新型コロナ感染では、

 急きょワクチンとして認められた。

 本当に大丈夫なのか。

 武田邦彦教授の話を聞いていたら、

 こう思うようになり、不安に思ってきた。

〇今回の番組を録画しようと思ったのは、

 開発者側からワクチンを見ることができるからである。

 見てよかった。

〇今までのワクチンは、病原体の弱毒化したものを利用して作った。

 新しいワクチンは違う。

 体内に遺伝物質であるm(メッセンジャー)RNAを入れることで、

 体内にコロナウイルスの突起部分だけをタンパク質で作り出す。

 それを免疫細胞が攻撃する。

 そうすると実際にコロナウイルスが体内に入ってきても、

 免疫細胞が突起部分を攻撃して感染の邪魔をする。

 キラーT細胞も活性化させ、感染した細胞を破壊する。

〇このmRNAを医療に使おうと研究していたのが、

 ハンガリー出身のカタリン・カリコ。女性科学者。

 1955年生まれ。

 大学でRNAの研究を始め、研究を続けてきたが、

 ハンガリーでは研究資金がカットされてしまう。

 そこでアメリカに渡る。

 1989年からRNAを医療に使おうと研究を始める。

 したがって、30年以上の研究期間。

〇ドリュー・ワイスマン教授と出合って、

 ワクチンづくりを共同研究する。

〇娘さんが、オリンピックで2大会連続で金メダルを取得。

 ボート競技の世界のレジェンド。

〇病原体のmRNAをそのまま細胞に入れると炎症を起こす。

 mRNAを科学修飾して体内に入れると、味方だと認識して

 炎症を起こさないことを発見。

〇カタリン・カリコとドリュー・ワイスマン教授は、

 ローゼンスティール賞を受賞する。

 その時の授賞理由「カタリン・カリコとドリュー・ワイスマンは

 RNAを科学修飾することによって、私たちの生活を大きく変え、

 ワクチンを非常に速く作ることを可能にした」

〇新しいワクチンの作り方は、急に生まれたものではなく、

 30年以上の研究の蓄積があったことを知った。

 これで安心してワクチン接種をうけることができそうだ。

〇カタリン・カリコさんからのメッセージ。

 「どうか夢を追ってください。難題があればどうすれば

 克服できるかを考え、夢を追い続けるのです。

 そして自分が取り組んでいることを愛するのです。

 そうすれば一日中やり続け、人生そのものになります。

 私にとっては科学という呼吸をすることです」

  

私にとっては、教育がそれに当たります。

どうやったら、目の前の生徒に社会科を教えることができるかどうか。

退職間近なのに、これは難題です。 

「阿・吽 第9巻」「100日後に死ぬワニ」を読みました

   

今日は令和3年7月11日。

   

この本を読みました。

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「阿・吽 第9巻」(おかざき真里著/小学館)

  

坂上田村麻呂といえば、蝦夷征伐と反射的に出ます。

それだけではなかったというのをこのマンガで知りました。

薬子の変(平城太政天皇の変)制圧のために活躍しました。

その様子を見ました。

  

  

  

この本も読みました。

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「100日後に死ぬワニ」(きくちゆうき著/小学館)

  

だれも自分がいつ死ぬかは予言できません。

このワニのように100日後だとしても、

本人は知らないのです。

読者はこのタイトルから、その運命を知ります。

その視点で、主人公のワニの一挙手一投足に

とやかく言いたくなります。

遠慮してちゃだめだ。

そんなに気長に待っていてはだめだ。

  

ふと思う。

自分だって100日後にどうなっているかわからない。

その時に、今の生き方でいいのかどうか。

この本は

「とっておきの道徳授業18」(佐藤幸司編著/日本標準)で

紹介されていました。

道徳の教材としても利用できそうです。

  

7月9日から、この本を原作として映画が公開されたようです。

映画『100日間生きたワニ』予告【7月9日(金)公開】

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「100日後に死ぬワニ」ではなくて、

「100日間生きたワニ」とタイトルが変わっています。

うまいことお話を作ったんだろうなあ。

   

   

袋の森永れん乳氷バーを買いました

   

今日は令和3年7月11日。

   

前の晩に書いたことの続き。

今朝の起床は午前6時でした。

午前4時には起きることができませんでした。

   

スーパーにアイスを買いに行って、

また森永の練乳アイス「れん乳氷バー」に出合いました。

ここでも道草 森永れん乳氷バーが発売されていた(2021年6月22日投稿)

☝ この時は箱アイスでしたが、今回は袋アイスでした。

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量的に多かったです。

 

しかし、ファミリーマートで限定販売していた

「森永 練乳アイス」が再び食べたいです。

パッケージに書いてあった「た~っぷり練乳」は本当でした。

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「練乳」と漢字2字で書いてあるのと、

「れん乳氷」とひらがな+氷では中身が違うようです。

2021年7月10日 (土)

次が通算100回目の通院/明朝こそ午前4時から活動

    

今日は令和3年7月10日。

    

2019年の6月から通院がスタートした心療内科。

お医者さんの方針で、毎週通っています。

(時々休診があって2週間間が空くこともあります)

お医者さんは数えていないと思いますが、

前回の通院で99回目でした。

次回(7月19日)が記念すべき100回目の通院です。

お医者さんは、来年3月に無事退職ができるように、

薬をあれこれ処方してくれています。

感謝を込めて、100回通院時には小さなくす玉でも割ろうかな。

  

以前にも書いたことですが、

今の自分がやりたいことは、

午前4時から活動すること。

心療内科の薬を飲むようになってからできなくなりました。

何か薬の影響があるのでしょう。

その薬の影響に逆らって、起きてみたい。

自分にとって、朝飯前の活動ははかどっていいのです。

     

明日は日曜日の朝。

気楽な朝なので、ぜひ挑戦したい。

うまくいったら、午前4時台で道草します(ブログを書きます)。

  

  

本「奇跡の6日間」を読む

    

今日は令和3年7月10日。

   

映画「127時間」の原作本を読みました。

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「アーロン・ラルストン 奇跡の6日間」

(アーロン・ラルストン著/中谷和男訳/小学館)

映画を先に見たことで、イメージを持ちやすかったです。

峡谷を探索すると言っても、地形が思い浮かびません。

映画の素晴らしい映像が助けになりました。

 

峡谷の細い谷底に転落して、岩塊に右手を下敷きにされて

動けなくなった青年が、6日間にどう耐えて、生還したかの

体験者によるドキュメンタリー。

 

ぼくは登山家であり、熱狂的な音楽ファンであり、アウトドア愛好

家だが、それだけでなく、ほかの人々の人生を豊かにできる存在で

ありたい。そしてぼくの人生も、ぼくが豊かにした人たちによって

豊かになる。

(117p)

  

いい考えだと思ったけど、他の人々の人生を豊かにするって

どんなことなのだろうと思います。

登山であれ、アウトドアであれ、自分が心ふるわせた体験を、

共有するってことだろうか。

同じように体験することを手伝ったり、

言葉で表現したりして伝えることだろうか。

自己中心的な考えにも思えなくもない。

自分が心ふるえたとしても、他に人がふるえるとは限らないのです。

 

  

これは明らかに誤植だと思える文章。☟

 

ぼくの腕時計はスントはったがでも、正確に、時を刻んでいるのだ

ろうか。ぼくには確証がない。

(187p)

  

アーロンの腕時計がスントであることは、他の記述から明らかです。

ではこの文章は、正確にはどう書くつもりだったのだろう。

「ぼくの腕時計はスントであったがでも」かなあ。

  

  

「ぼくが落としてしまったんです。そいつはチョークストーン(岩

塊)で、チムニーにはまりこんでいたんです。それに乗っかって、

そこから降りたとたんでした。ぼくが落としたんです。石は前後に

弾んで、左手にぶつかって、それから右手をはさんでしまった。だ

から下から押しあげようとしたんです」

こんな話をしていること自体が、ぼくには信じられない。

ぼくが低体温と脱水症状の6日間を生き抜き、腕を切り落とし、懸

垂下降をし、人影もない砂漠を10キロも歩き通して、それからヘ

リコプターに救出され、いまは手術台に横たわっている。ぼくには

どうしても信じられない。ものも言えないほどの驚き。奇跡だ。

(327~328p)

   

この本に書かれていることが、端的に書いてあるなと思った箇所です。

助かってよかったねとあらためて思います。

     

  

ぼくの人生に起きたこと、いまも起きていることを考えると、ぼく

は大変恵まれているように思う。これは奇跡かもしれない。

それはなにものにもかえがたい。ぼくの手にもかえがたい。

ブルージョンキャニオンで起きた事故、それから救出活動、それは

ぼくの人生の中で、一番美しい、光り輝く精神の体験だった。それ

を知ったうえで過去にタイムスリップした場合でも、ぼくはまたク

リスティとミーガンに、「じゃあ、また」と手をふって、ひとりで

スロットに降りていくだろう。結局ぼくは、変わっていない。

ぼくは多くのことを学んだが、その選択を後悔はしない。

(352p)

   

アーロンにとって、今回の体験は「他の人の人生を豊かにする」

ものであったし、その人たちによって、自分の人生も豊かに

してもらっている体験だったのだと思います。

冒頭に引用した願いが達成されたのだと思います。

だから後悔はしていないのです。

2021年7月 6日 (火)

しばらくはこの金麦で/番画〈310〉〈311〉:フィッシャーズが斧を投げていた

    

今日は令和3年7月6日。 

   

今日は学校帰りに酒屋さんによって、

ビールを買ってきました。

(本当はビールではないのですが、

気持ちはビールのつもりで飲んでいるので

ビールと書きます)

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「2021夏限定 金麦 香り爽やか エールタイプ」

     

最近飲んでいて、「む、これはいいな」と

気に留まったビールです。

香り爽やかに取り込まれているのかな。

炭酸が多めに入っているようで、

その爽快感もいい感じです。

とっかえひっかえ飲んできましたが、

しばらくこのビールでいこうと決めました。

    

夏限定ということなので、

限定の日がくるまで飲むことにしようかな。

   

今晩はフィッシャーズ2本見て寝よう。

  

〈310〉フィッシャーズ

金の斧を的に当てるだけで¥1000000もらえる斧投げチャレンジがある!?【GoldenAxeChallenge】
YouTube: 金の斧を的に当てるだけで¥1000000もらえる斧投げチャレンジがある!?【GoldenAxeChallenge】


 

〈311〉フィッシャーズ

【神業】初めてのインラインスケートに挑戦したら才能発揮した!? 

    

  

〇斧投げをしたり、インラインスケートをしたりと、

 楽しいことをやっているフィッシャーズメンバー。

 今、どんなことが流行っているのか、流行ろうとしているのかの

 情報を手に入れることができます。

 でも斧投げはどこかでやることがあるかもしれないけど、

 インラインスケートは見るだけだろうなあ。

  

  

それではおやすみなさい。

毎日思います。

朝早く起きて道草すること(ブログを書くこと)。

以前はできていたんだよ。

心療内科の薬が影響しているんだろうな。

  

でも明朝こそ。

2021年7月 4日 (日)

番画〈306〉〈309〉:ひきこもり先生だからできること 男爵いも 中国共産党創立100年 パリ行きを命じられた渋沢栄一

     

今日は令和3年7月4日。

   

番画を積み重ねていきます。

   

〈306〉土曜ドラマ「ひきこもり先生 第4話」

  (2021年7月3日放映)

  

〇私がこのドラマにひかれるのは「ひきこもり」という言葉。

 今回、ひきこもり先生が再びひきこもる展開に。

 ひきこもるという状態は、私にも身近だと思う。

 出勤時の朝の葛藤は、いつでもひきこもりに足を踏み入れる状態。

 ハラハラドキドキの毎日である。

 でもそんな精神状態だから見えることがある。出来ることがある。

 そう考えたい。

 だから、ひきこもり先生のやることが気になる。

  

  

〈307〉「チコちゃんに叱られる」

  (2021年7月2日放映)

  

〇疑問:空がドンヨリだと憂鬱になるのはなぜ?

 チコちゃんの回答:現代人が働き者だから。

〇疑問:男爵いもの男爵って誰?

 チコちゃんの回答:川田男爵

〇このネタは、社会科で使えそうだと思った。 

〇疑問:円周率がずっと続くのはなぜ?

 チコちゃんの回答:円の長さを正確に測るのは本当に無理だから

〇円周率については、☐(円周)÷△(直径)の式が存在して、

 その割り算の答えが永遠に続いているのだと思っていた。

 だからいつか法則性がでてもおかしくないのにと疑問に思っていた。

 正多角形を可能な限り増やしていって

 円周に近づけようとしているのだと知った。

 だから限りない・・・らしい。

  

  

〈308〉「ニュース地球まるわかり」

  (2021年7月4日放映)

  

〇特集:中国共産党創立100年 広がる”寝そべり族”党の危機感。

〇そうか、中国共産党ができて100年になるんだ。

 毛沢東が中心にいたと思われる。

〇現在の中国は過酷な競争社会であって、

 働いても報われることが少なく、

 家も買えず、結婚もできないようだ。

 そんな生き方に背を向けるような「寝そべり族」が

 目立つようになってきた。 

 生活ができるくらいのお金は稼いで、

 あとは寝そべっている生活。

 しかし、実際にこのように寝そべることができる人たちは少数で、

 多くの人たちは生活のために日々働いているようだ。

  

〇地球ノート:日本人墓地を守るロシア人。色丹島。

〇コロナの影響で、ビザなし交流で元住民の日本人が色丹島に

 行くことができない状況。

 色丹島のロシア人が、日本人の代わりに墓の掃除をしたりして

 維持している話。

 そのロシア人は、日本語の勉強も20年していて、

 掃除後の墓の写真をSNSでアップして、

 日本語のコメントを書くほど。

   

〇旅する世界:揺れる伝統芸能 オンデルオンデル

 (インドネシア ジャカルタ)

〇2mの人形を動かして踊るオンデルオンデル。

 この芸能を、物乞いに利用する人たちがいる。

 コロナで仕事を失った人たち。

  

今日も世界の情報を蓄積しました。

  

  

〈309〉大河ドラマ「青天を衝け 21 篤太夫、遠き道へ」

  (2021年7月4日放映)

   

〇今晩もじっくり見た。

〇事前勉強が役立った。栗本鋤雲をしっかり認識できた。

 孝明天皇崩御は慶喜にとってはマイナスなことであった。

 フランス公使レオン・ロッシュやベルギー公使モンブランの名は、

 初耳ではなく、余裕で聞くことができた。

 小栗上野介が600万ドルの借款を言い始めた時も、

 待ってましたと思った。

 同じNHKの「歴史探偵」「英雄たちの選択」はいい勉強になった。

〇パリ行きを言われた時に、

 渋沢栄一は胸がぐるぐるすると表現していた。

 上様(慶喜)が新しい機会を与えてくれたと

 ワクワクした気持ちを隠さなかった。

 見ていた自分もワクワクしてきた。

 渋沢栄一にとって転機になった出来事だと知っていたけど、

 このようにドラマで表現されていて共感できた。

 パリ行きを言われた渋沢栄一は、きっとドラマのように、

 ワクワクした気持ちになったのであろう。

〇次週はいよいよパリ万国博覧会がドラマで紹介される。

 短い時間の予告を見た限りでは、

 NHKの巨費を投じて再現してくれている模様。

 見逃せない。録画も確実に。

今は「妙なもの」ではなく常識

    

今日は令和3年7月4日。

    

「とっておきの道徳授業18」(佐藤幸司編著/日本標準)で、

次のポスターを使った授業がありました。

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大日本印刷

  

動画もありました。


YouTube: 【Web CM】DNP企業広告「イノベーションは、このような形で突如現れる」(クラウチングスタート篇/30秒)

  

このセリフがいいですね。

  

その時、観衆は妙なものを

目の当たりにしました。

なんと一人の選手が、

両手を地面についたのです。

   

授業では、この文章を加工して

 

その時、観衆は(   )なものを

目の当たりにしました。

  

として(   )に入る言葉を想像させます。

いい展開だと思います。

  

  

ポスターの写真の下の文章も読みごたえのある文章です。

  

イノベーションは、このような形で突如現れる。

 

今やあたりまえと思われているクラウチングスタートは、

第1回オリンピック競技大会(1896/アテネ)で、

ある一人の選手が登場させました。

彼は、その革新的な走法によって、金メダルを獲得しました。

このようにイノベーションは世の中に突如現れ、

最初は奇異に見えることがあります。

しかし、それが新たな常識へと変わり、

世の中のあたりまえになっていくのです。

(後略)

  

  

このポスターを使って、明日の道徳の授業はやります。

写真を拡大してきれいにプリントしてくれる

大型プリンターが勤務校に入ったので、

この授業ができそうです。

今年度は、月曜日の1時間目が道徳の時間です。

   

  

番画〈304〉〈305〉:徳川慶喜の勉強をした 栗本鋤雲はどんな人?

    

今日は令和3年7月4日。

   

番画です。

徳川慶喜に関係ある番組を連続で2本見ました。

  

〈304〉「歴史探偵 謎の将軍 徳川慶喜」

  (2021年6月16日放映)

  

〇徳川慶喜が晩年に、渋沢栄一に請われて、

 昔を語った回顧録がある。「昔夢会筆記(せきゆかいひっき)」

〇「昔夢会筆記」の記述をAIで分析したところ、

 大政奉還に関する記述では、慶喜が本音で語っていないことがわかる。

 「大政奉還」は「一同合意」でなされたと書いてあるが本当か?

〇慶喜は「一同承知」「一同合意」が好きらしい。

 大政奉還もそのようにもっていくために策をとった。

〇大政奉還を正式に発表する数日前に、二条城に藩の役人を集めて、

 大政奉還をすることを発表した。

 役人たちは、藩主の意見を聞くために、急いで藩に帰還。

 残された藩の役人の前で大政奉還を正式に発表。

 異を唱えるような藩はいなかった。

 賛成派の後藤象二郎らが残っていた。  

  

〇慶喜と薩摩藩とのにらみ合い。

 薩摩藩は京都を押さえ、慶喜は大坂城に入城する。

〇大阪湾は江戸幕府の艦隊が押さえているために、

 薩摩藩の補給ルートは絶たれている。

 慶喜は動かなくても、薩摩藩に勝てると思っていた。

〇江戸で薩摩藩藩士が暴挙。

 それに対して幕府軍が薩摩藩焼き討ちをする。

 それだけに飽き足らず、大坂城にいる慶喜に、

 薩摩藩との戦いをするように要請があった。

 慶喜が戦を拒否すれば、刺されてしまうような勢いだった。

 慶喜は「勝ってにせい」と言って戦うことを否定しなかった。

〇幕府軍は京都に進撃。鳥羽伏見の戦い。

 幕府軍は人数でも武器でも、薩摩軍を上回っていた。

 しかし油断によって劣勢になる。

〇薩摩軍が錦の御旗を掲げたことで、慶喜はどん底に陥る。

 大坂城を脱出して江戸にもどってしまう。

 仁和寺に当時の錦の御旗が保存されていた。 

  

   

〈305〉「英雄たちの選択 徳川慶喜 パリ万博大作戦

  600万ドルを確保せよ」(2021年6月23日放映)

  

〇1867年(慶応3年)パリ万国博覧会開催。

〇徳川幕府使節団 代表は慶喜の弟、徳川昭武。

 慶喜は昭武に陣羽織を渡す。万博参加は戦場におもむく覚悟。

〇小栗上野介は、幕府の軍事力増強のために手をうっていた。

 横浜には海軍造船所を造った。

〇フランスから600万ドル借款して、軍事力増強をめざす。

 当時のフランスは、病気の発生によって、

 生糸の生産が80%削減状態。

 日本から生糸を輸入したいと考えていた。

 600万ドル借款する代わりに、

 日本の生糸の輸入独占権をフランスにわたす契約を

 小栗上野介と駐日仏代表が結ぶ。

 使節団は、この契約を具体的に進める任務を帯びていた。

〇しかしこの契約は暴露されて、イギリスから横やりが入り、

 生糸の輸入独占権は無効になった。

 よって600万ドルの借款も不可能となる。

〇起死回生の手として、蝦夷地の鉱山開発権をフランスに与えることで、

 600万ドルの借款をする案を駐日仏代表が言ってくる。

 慶喜はこの案に乗る。

 フランスに栗本鋤雲を派遣して交渉させる。

 しかし、交渉はうまくいかず。

 日本では大政奉還、戊辰戦争が起こっていく。

〇番組では、栗本鋤雲が高評価であった。

 幕府の最終兵器とも言われていた。

 どんな人なのだろうと興味を持った。

 大河ドラマ「青天を衝け」でも出てきている。注目したい。

〇ゲストの木内昇(きうちのぼり)さんの「万波を翔る」が

 読みたくなった。夏休みに読もう。

  

   

大河ドラマ「青天を衝け」を毎週見ていることを、

より充実させるために、この2番画を見たのは大きい。

なんかいい道草ができているなと実感する。

通算7700本目の投稿/「幕末まらそん侍」読破

    

今日は令和3年7月4日。

   

映画「サムライマラソン」の原作本を読みました。

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ブックファンプレミアム

「幕末まらそん侍」(土橋章宏著/角川春樹事務所)

 

この原作からあの映画はできたのですね。

確かに、刺客が藩主を襲うシーンが、

原作には出てくるけど、最後の5ページほど。

映画ではその部分が拡大した感じ。

エンターテイメントとしての映画としては、

それも仕方がないのだろうか。

映画にそれでもあえて文句をつけるなら、

無用な殺生が多すぎるように思えました。

 

映画のネタバレがあるので、以下は注意です。

  

雪姫が恩情をかけて、自分の着物を与えた者を、

問答無用に切り捨ててしまうところ。

原作にはないシーンであり、必要はなかったと思う。

乱心を疑われた藩主を、刺客が狙うのは少しはわかるけど、

マラソンをしている藩士や、

関所を守る役人をも殺すのはどうかと思う。

   

時々思うのですが、実際にはできっこないのですが、

私が脚本を書いた方がいい映画になったと思います。

もっとこの小説の逸話を表に出した方が良かったです。

   

引用します。

    

又衛門は伊助の立ち方や呼吸法、手足に肉置きをつける鍛錬をした。

走り続けるうちに伊助の足の裏に肉刺(まめ)ができ、それがつぶ

れ、また新たな皮がはってくる。

(植えたてのきゅうりのようにすくすく育つわい)

又衛門は日々見違えるように力をつけていく伊助に目を細めた。鍛

錬でどんなに疲れ果てても翌日にはすっきりして新たな力が漲(み

なぎ)っている。そんな伊助の若さがまぶしかった。

(勘兵衛はよい息子を残したものだ)

又衛門はいつしか伊助が自分の息子のようにも感じるようになった。

厚かましい考えだ。しかし少なくとも自分の力を少しでも伊助の中

に残してやれれば自分は無にならない。そんな風にも思えた。

(190~191p)

   

旧友の息子に走る手ほどきをする又衛門。

教えることで、自分は無にならないという発想は

教師と同じだなと思いました。

  

   

又衛門は、かつて貧しい農民に恩情をかけたことがきっかけで、

さらなる恩情を要求されて、

窮地に立ち、奥さんを亡くす体験をします。

その体験から、人には優しくしてはならないと思っていました。

そのことに対して伊助から言われます。

   

(伊助)「私は先生がお人好しで良かったと思います」

(又衛門)「なに?」

「父が死に、これからどうなることかと私も母も心細かったのです。

 しかし先生が助けてくれました」

妻が死に、ぼんやりしていたところで手慰みに伊助に走り方を教え

ただけだった。むしろ家に招かれ、家族の温かみを思い出した自分

の方がありがたいくらいである。

「先生は先程おっしゃいました。世に出れば、敵もいるが味方もい

 ると」

「ふむ」

「私は思うのですが・・・、人に優しくしたときに、裏切られるこ

 ともあれば、そうでないときもあるのではないでしょうか」

「む・・・」

「少なくとも私は助かりました」

(212~213p)

   

人に優しくすることを貫き通すことは難しいことです。

結果的に良いこともあれば悪いことのあると認識していないと

いけないと思います。

功罪あるけど、自分は優しくすることを通すなら、

覚悟をしようと言われているような文章でした。

   

 

以上で引用終了。

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