番画〈271〉〈272〉:初めて見た「歴史探偵」 長篠の戦い パリ万博
今日は令和3年6月9日。
今年の3月31日に始まった番組「歴史探偵」
録画はしてありましたが、まだ見たことがありませんでした。
記念すべき1本目はこれでした。
〈271〉「歴史探偵 長篠の戦い」
(2021年5月19日放映)
〇信長が行ったという火縄銃の三段撃ちの検証。
三段撃ちを行ったという根拠になったのは「甫庵(ほあん)信長記」
〇火縄銃 50mの距離なら的中率は73%。100mなら10%。
騎馬隊のスピード 日本の在来種 50mを4秒。
〇したがって三段撃ちは理にかなった方法に見える。
しかし、全員がそろって撃つのは実践向きではなかった。
全員がそろって撃つとロスタイムが大きい。
そこで先着順自由連射というのが実際には行われていたと考える。
〇武田軍にも鉄砲隊はいた。
織田軍3000丁に対して武田軍1000丁。
致命的な弱点は、銃弾を作るための鉛を武田軍は入手困難だった。
鉛は南蛮貿易で入手。堺から入手できた織田軍は有利。
〇武田軍は明銭を回収して銅で銃弾を作った。
銅は高熱出ないと溶けない。鉛は高熱でなくても溶ける。
〇長篠城を武田軍が攻めたのは、近くにある睦平鉱山奪取をこころみた。
鉛が採れる鉱山であった。
〇長篠の戦いをシュミレーションで戦わせた。
織田軍の所持していた銃弾は90万発。武田軍は5万発。
武田軍は善戦するが、三重の柵を用意した織田軍に敗北する。
〇三重の柵を破って討死した高森恵光寺の墓がある。
奮戦したことが想像される。
長篠の古戦場跡は、幸いにも近くである。
高森恵光寺の墓はすぐにでも確かめに行きたい。
「歴史探偵」
もう1本見ました。
〈272〉「歴史探偵 渋沢栄一 in パリ万博」
(2021年5月26日放映)
〇ここでも道草 「幕末・維新人物伝 渋沢栄一」(2021年1月16日投稿)
☝ 漫画の偉人伝で渋沢栄一を初めて知った時に、
渋沢栄一の転機は、パリ万博に参加したことだと思った。
大河ドラマを見たことで、そんな単純な人生ではなかったことを
知った。でもパリ万博のことは気になっていた。
〇1867年パリ万国博覧会。
万博は国家の力を見せるもの。
江戸幕府も日本の唯一無二の政権であることを示そうとした。
出品したものに、幕府の並々ならぬ意気込みが見られる。
〇フランスに軍事的な援助を受けようとしたところもある。
〇スイスにある金屏風。絹の下地に描かれたもの。
金をにわかでといた「金泥(きんでい)」の手法も使われている。
〇浮世絵 縮画 刷った後に和紙が縮むことを利用したもの。
〇万博会場には他国の展示で水力エレベーターや水族館もあった。
〇日本の展示品のうち3分の1は薩摩藩によって占められる。
2年前から留学生を送っていた薩摩藩は、先んじた。
薩摩藩は大島紬(つむぎ)、薩摩切子、薩摩焼などを展示した。
〇万博の表彰式で、日本はグランプリを受賞する。
〇幕府の代表は、徳川慶喜の弟である徳川昭武。
大政奉還、鳥羽伏見の戦い以後もフランスに留まる。
渋沢栄一は、滞在費を工面する。
渋沢栄一は「株式会社」の仕組みなどを学ぶ。
〇日本の万博の展示品は、売り出されてヨーロッパに広まる。影響あり。
ジャポニズム。
「歴史秘話ヒストリア」のように3部構成だと
授業で使いやすかったです。
どれか1部を見せればよかったからです。
でも「歴史探偵」もいい勉強になります。
録画を続けることになりそうです。
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