「幕末・維新人物伝 渋沢栄一」/大河ドラマが楽しみ
今日は令和3年1月16日。
生徒に勧められ、貸してもらって、この本を読みました。
「幕末・維新人物伝 渋沢栄一」
(加来耕三企画・構成・監修/後藤ひろみ原作/中島健志作画
/ポプラ社)
〇2月に始まる大河ドラマの主人公、渋沢栄一。
どんな人なのか、この本を読んで初めて知った。
〇92歳で亡くなるまでに、たくさんのことをした人物。
大河ドラマで描き切れるのかと思った。
〇2ページ、コピーを載せる。
〇渋沢栄一にとって、この海外渡航が大きなきっかけになったようだ。
工事中のスエズ運河を見て、その巨大プロジェクトに驚いている。
大河ドラマではどう描かれるか注目したい。
〇人生の何かのきっかけは、このような見聞を広める体験がなる。
出かけることは今は出来にくい状況だが、番画シリーズに期待したい。
〇このページに関係して、加来さんの文章を引用する。
明治6(1873)年、日本で最初の洋紙製造会社である抄紙会社
(現・王子製紙)の創立をはじめ、紡績会社(現・東洋紡)、海上
保険会社(現・東京海上自動火災保険)、ほかにも東京瓦斯(現・
東京ガス)、人造肥料会社(現・日産化学)、日本鉄道会社(現・
JR東日本の東北本線)など、渋沢が創設したり経営を援助したり
した会社は、多岐にわたった。産業立国日本を支えた、といってよ
い。
しかし、彼はかくも多くの企業の創立、経営に関与しながら、決し
て自身の財を築くことを目的としなかった。それは渋沢が、晩年に
いたるまで三井、三菱、住友、安田といった大財閥を形成しなかっ
たことからも、明らかであったといえる。
それよりも彼は、日本の近代産業の育成、発展させるために、『論
語』を徳育の規範として、「道徳経済合一説」を実践しなければな
らない、と提唱しつづけた。
(113~114p)
〇大河ドラマが楽しみになってきた。
理想を追いかける人物だったようだ。刺激になる可能性大。
月曜日にこの本は生徒に返します。
タイムリーに読むことができました。
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