「比ぶ者なき」③ 「白村江」の戦い
今日は令和2年12月31日。
前記事に引き続き、
「比ぶ者なき」
(馳星周著/中公文庫)より。
もう一つ引用します。
再び著者の馳星周さんと
漫画家の里中満智子さんの対談からの引用。
里中:当時の外交を考えると、天智、天武、持統の三人の天皇がいな
ければ、日本という国は無くなっていたかもしれません。白村江の
戦いで敗け、百済再興の芽がなくなると、日本は鎖国状態にして国
内を固めていきます。歴史書の編纂を急いだのも、日本には独立国
としての歴史があると示さなければ、唐に飲み込まれる危険があっ
たからです。
馳: 律令を編纂し、平城京を建設したのも同じ理由ですね。
里中:そうです。
(580p)
「白村江」といえばこの本。
※ここでも道草 「白村江」① 高句麗の戦いの歴史(2020年2月26日投稿)
この本では、日本はわざと白村江で敗けたとしていました。
それはそれで理由がありました。
今年は「白村江」で始まって、「白村江」で終わる。
こんなふうにまとめたくなる残り時間です。
ジャスト午後10時でした。
新しい年になって最初に読む本は決めています。
「天使のゲーム 下」
(カルロス・ルイス・サフォン著/木村裕美訳/集英社文庫)です。
サフォンの本を知ったのは今年でした。
来年も引き続き読みます。
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