「やめる!生き方」② 思い出の品は絞ったほうが価値が上がる
今日は令和2年12月23日。
前記事に引き続き、
「弘兼流 やめる!生き方」
(弘兼憲史著/青春出版社)より。
「人と言い争ってプラスになることはない」「人とぶつからないよ
うにしよう」と思うようになったのは、その頃(大学時代)からで
す。
(67p)
「正義に」によって戦争をするということは、「自分は正しい」と
いう大前提のもと、「対立するやつらは悪だ」「だから懲らしめる」
という論理。お互いの国に正義があるから戦争になるのです。だか
ら、正義を声高に主張するのは、相手の立場を受け入れないという
意思表示でもあるわけです。
こういうことに気づいた時から、正論を主張したり正義をかざした
りすることはやめました。そういう「議(自分の中にある意思)」
というものは口に出さず、自分がやるべきことを黙ってやればいい
と思うようになったのです。
「自分からは争いに参加しない」という考え方は、今も変わりませ
ん。誰かとぶつかりそうになったら、その場から逃げるか、話題を
変えます。
(68p)
「争いを避ける」「黙ってやる」に共感です。
それでもいいんだと思いました。
プラスの感情が湧くことに没頭して、ストレスの元になっているマ
イナス思考やマイナス感情を忘れさせる、ということです。プラス
の感情とは、マイナスの感情の反対ですから、「楽しい」「うれし
い」「心地よい」「美味しい」といった前向きになれる感情のこと
です。
(80p)
これは先日まで読んでいた坂口恭平さんも書いていました。
坂口さんは「つくる」ことを勧めていました。
マイナス感情を忘れること、マイナス感情から遠のくこと、
実際にできるんです。
「いい人」というのは他人基準
(88p)
「いい人」というのは、まわりの人間の願望を満たす存在なのです
ね。
(89p)
60歳からの人生では、誰かの願望を満たすための「いい人」であ
ろうとするのはやめて、自分の幸せのために生きたいですね。
(91p)
ごもっとも。
長い間生きていれば、どうしても持ち物が増えてきます。これは、
自分が生きてきた証として思い出を形に残しておきたいという心理
と、何かあった時に備えてモノをためておこうとする本能的な心理
が影響しているんですね。
とくに思い出の品は、それを捨てたら自分の過去がなくなってしま
うような気がして、なかなか思い切れないものです。
でも、生きていれば思い出は増えていくものなので、本当に大切に
したい思い出の品は、むしろ絞っていったほうが、一つひとつの思
い出の価値が上がるんですね。
(97~98p)
本や音楽CD,映画のDVDなどは、「観たい、聴きたいと思った時に
ないと困るから、手元に置いておきたい」という人間の心理をくす
ぐるので、ため込みやすいアイテム。
これは、思いのほか場所を取って生活空間を圧迫するものですから、
思い切った引き算でスッキリ生活を目指したものです。
(104p)
私にとっての課題です。
納戸にある13000越えの番組があるビデオカセットテープ、
DVD-R、BD-Rをどうしたらいいだろう。
私が死んだら処分してもらうのも手ですが、
絞り込む作業を自分でやってみたいと思うところもあります。
でもどのような方法で絞り込んでいくか。
引退したらやりたいことを一つですね。
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