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2020年8月 6日 (木)

「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」シリーズを見た

   

今日は令和2年8月6日。

  

9年前の2011年に放映された5番組を見ました。

「NHKスペシャル」のシリーズです。

太平洋戦争開戦から70年の節目に放映されました。

「日本人はなぜ戦争へ向かったのか ① 外交敗戦 孤立への道」

「日本人はなぜ戦争へ向かったのか ② 巨大組織”陸軍”暴走メカニズム」

「日本人はなぜ戦争へ向かったのか ③ ”熱狂”はこうして作られた」

「日本人はなぜ戦争へ向かったのか ④ 開戦・リーダーたちの迷走」

「日本人はなぜ戦争へ向かったのか ⑤ 戦中編 果てしなき戦線拡大の悲劇 」

  

  

この5番組は録画はしてありましたが、

見るからには気合がいるなと思って、つい敬遠していました。

はや9年。

  

今回、「大人のための昭和史」

(半藤一利、出口治明他著/文芸春秋)を

読んだのがきっかけで、関連で、

「避けられた戦争 1920年代・日本の選択」

(油井大三郎著/ちくま新書)を読破。

一時的に知識が蓄えられたのをきっかけにして、

夏休みでいつもより時間があったので、

9年経って、初めて見ました。

  

  

多角的に日本が戦争を始めてしまった流れが、

とてもよくわかりました。

開戦は仕方がなかったとはいえないなと思いました。

避けられた戦争だったと思いました。

この場面でこうすべきだった、

というタイミングはたくさんありました。

 

過去のこの苦い体験を覚えておいて、

同じような状況になった時に、

どの道を選択するのかを誤らないように

しなくてはいけないと思いました。

先の戦争では、このようにして道を誤った。

だから次は誤ってはいけないのです。

  

歴史を勉強する理由が、

とても明確な内容だと思います。

人命に関わることなのですから。

  

  

中学生に教えたい歴史ですが、

どうやって教えたらいいのか。

今までも日中戦争、太平洋戦争を教えてきましたが、

戦争がまねく悲惨さを伝えることが多かったです。

戦争開始までの歴史、戦争が拡大してしまった歴史は、

この番組のような具体的なことを教えたことはありません。

知らなかったからです

知ったからには、教えたい。

お薦めの番組です。

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明日は地元豊川海軍工廠が空襲を受けて75年になる日です。

空襲の生存者らでつくる「八七会」は

慰霊の思いを込めて毎月、豊川稲荷の裏手にある供養塔の

清掃などを担ってきたましたが、

空襲から75年となる8月7日に活動を終えるそうです。

会員が高齢化し継続が困難になったためで、

塔の管理は豊川稲荷が引き継ぐそうです。

 

  

戦争の風化は、確実に進んでいます。

その中で、9年前の放映であっても、

説得力のあったこのシリーズは、

風化を少しでも食い止める映像だと思いました。

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