「ひきこもり支援 石川清」② 共に過ごした時間が信頼を生む
今日は令和2年3月9日。
前日の投稿に引き続いて、1月14日放映の
「プロフェッショナル 仕事の流儀 ひきこもり支援 石川清」
より聞き書きをしたものを書き留めます。
教育のヒントがあると思います。
ひきこもりの人と部屋の扉を挟んで話す時がありました。
石川さんが話しかけても、部屋からは応答はありません。
でも石川さんは話し続けます。
ここでナレーターが入ります。
ナレーター:心を閉ざしひきこもる人と向き合う時、
石川には大切にする信念がある。
「共に過ごした時間が信頼を生む」
石川:一緒に同じ時間を過ごして同じ場所にいて
それで信頼関係を築くことができるんですよ。
それを積み重ねていって、それで本人の方が
「どうしても会って話したいから」っていう状況になった時に
会えるわけですね。
誠意という言い方をすればいいのかな。
「ちゃんと自分をみていてくれるか」っていう安心感は、
すごく大事だと思うんですね。
単純なテクニックとか、言葉だけではなくて、
無駄な覚悟で1年でも2年でも通って
その積み重ねっていうものは、結構大きな信頼感、安心感に
なると思いますよ。
1~2年どころか10年通ってもいる石川さんならではの言葉です。
教師が、担任している期間、家庭訪問するのとは違うんだよなあ。
短い期間だと、うっとうしい奴、面倒な奴ですんでしまう。
だから頻繁に家庭訪問するのは良くないイメージがあります。
でも石川さんの実践は、その上を行きます。
長期間の訪問になると、どんな人なのだろうと興味を持ったり、
この人はずっと相手をしてくれる人なんだと思うようになるのだろうか。
教育の限界を感じますが、何かアイデアはないだろうか。
ヒントになります。
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