「星の見える家」②/広島カープの4番小鶴誠さん
今日は令和元年12月1日。
前投稿に引き続き、
「星の見える家 -新十津川物語9-」
(川村たかし著/偕成社)より引用していきます。
この巻では、けっこう野球の描写が多かったです。
フキの孫である泰男たちが野球をやっていたり、
泰男たちが、北海道に来たプロ野球を見に行ったりしてました。
名古屋ドラゴンズと広島カープの試合がさっきからはじまっていた。
はじめての公式戦のせいもあって、滝川球場はとっくに満員だった。
(214p)
昭和28年8月、巨人は2位の阪神を9ゲーム半はなして、
首位を独走している。ドンジリの国鉄スワローズは、
なんと38.5ゲームもひらかれ、金田正一投手のがんばりも
むなしかった。
(215p)
金田正一投手も亡くなってしまいました。
今年の10月6日でした。
現役の時は覚えがありませんが、ロッテの監督として躍動していました。
広島の攻撃で、具体的に名前が出てきます。
ワンナウトのあと大沢がヒット、4番小鶴が2塁打で2、3塁のとき、
5番の門前が内野安打して逆転、6番打者がまたヒットして3人めも、
ホームインした。ドラゴンズびいきの千代松はがっかりして声が
小さくなる。
(216~217p)
きっと作者の川村さんは、当時の試合展開まで調べて、
書いているのだと思います。
30年以上前の試合を再現しています。
新聞記事を参考にしたのかそれとも
注目は小鶴選手。小鶴誠選手。
以前調べたぞ・・・・。
※ここでも道草 小鶴誠の言葉「ボールが止まって見えた」(2012年4月23日投稿)
この人が、実は「ボールが止まって見えた」と言った人だと
思っていましたが、やっぱり川上哲治さんだったのかなあ。
ちなみに昭和28年のプロ野球のチーム成績表です。
ジャイアンツが断トツの年だったのですね。
以上です。
いよいよ「新十津川物語」も10巻を残すのみ。
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