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2019年11月 7日 (木)

大台ケ原山森林鉄道その4/インクラインの跡

 

今日は令和元年11月7日。

  

一昨日の投稿に引き続き、

10月25日放映の「金とく 中部ネイチャーシリーズ

 大台ケ原山 幻の森林鉄道を探せ」より。

  

橋本博さんと小林知之さんは、JR船津駅を出発して、

大杉谷森林鉄道跡を歩いてたどり始めました。

鉄道跡は、9kmほどは道路になっていたのですが、

途中からは山の中に飲み込まれてしまいます。

危険な個所もあるため、山岳ガイドに先導してもらって、

山中に分け入りました。

  

そしてかつて線路が敷かれていたスペースを発見します。☟

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岩肌を削ったと思われる場所です。

狭いです。

ここを大きな丸太を積んだ貨車が走ったかと思うと、

スリルがあったろうなと思います。

  

しばらくすると線路があったであろう場所が途切れました。☟

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実は、はるか上にある峠から、この途切れた場所まで、

材木を運ぶ信じがたい設備があったそうです。

別角度から見ます。

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☝ 黄色の三角点が峠。

そこから線路が途切れていた赤の三角地点までの急坂。

とても鉄道が走れません。どうしたか?

どうしたと思いますか?

私は思い浮かびませんでした。

  

  

 

  

橋本さんが、ここにあった施設の写真を見せてくれました。

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インクラインという施設があったのだそうです。

急斜面でも丸太をおろすことができる施設です。

写真のアップを並べます。

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真ん中にある建物が中間駅。

インクライン2つを使って峠から丸太を下していました。

総延長は893m。角度は30度を超えるところもあったそうです。

  

インクラインの残骸が残っていました。

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インクラインの動力は、何と丸太の自重でした。

その説明を図で示してくれました。

最初、丸太を運ぶトロッコは、この状態です。☟

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☝ ワイヤーが巻かれたドラムは連動しています。

☟ 上のトロッコに丸太を載せます。

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そうすると、丸太の自重でトロッコが下がり始めます。

ドラムが連動しているので、空のトロッコが上りはじめます。☟

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☝ 2つのトロッコは、途中ですれ違うことができました。

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☝ 下に来たトロッコの丸太はおろされて、

上のトロッコに丸太が載せられます。

そして繰り返しです。☟

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うまくできています。素晴らしい。

 

ドラムの傍らには、ブレーキらしきものがありました。☟

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こんな感じで使っていたのでしょうか。☟

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今は木々の中に埋もれているインクラインです。

  

今回は以上です。

   

  

  

  

インクラインで思い出すのが、5年まえの記事。

ここでも道草 蹴上インクライン周辺散策1.初めてのインクライン(2014年10月2日投稿)

こちらは、船を持ち上げるインクラインでした。

全5本。こういう機会に読み直しました。

そうすることで、記憶に落ち着いていくと信じたい。

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