本が読めなかったので、落語「船徳」を聴く
今日は令和元年10月17日。
地元の図書館の日程です。
13日(日)14日(月祝)閉館
15日(火)開館
16日(水)17日(木)18日(金)閉館
19日(土)20日(日)開館
前投稿にも書きましたが、
予約してあった本を13日に借りに行きましたが、
日曜日だったのに閉館日でした。
15日に借りに行こうとしましたが、
閉館時間の18時までに用事が済まなくて、
借りることができませんでした。
残念。
読みたい本が読めなかったので、落語を聴きました。
最初に9月16日放映の「落語ディーパー
~東出・一之輔の噺(はなし)のはなし~
『舩徳』」(30分間)を見て、
「船徳」という話の事前勉強をしておいてから、
次の動画で古今亭志ん朝(1938~2001)の
「船徳」(33分間)を聴きました。
充実の1時間余でした。
「落語ディーパー」でどんな事前勉強をしたかを
大雑把にまとめます。
まずはあらすじ。☟
見習い中の若旦那が、船をこぎ出して大暴れ。
そんなストーリーです。
難しい言葉が出てきました。
「四万六千日」
次のように説明してくれました。
「暑い中、汗をかいて、ほこりをかぶって、
人間の安倍川餅みたいになってしまうというくすり」という説明が
ありました。
なるほど、ほこりもかぶるから、安倍川餅なんだと理解しました。
気になったのは「くすり」という言葉。
調べました。
これは「くすぐり」と同じだと思います。
「くすぐり」=落語のなかで演者が用いるギャグ。笑わせる部分。
実際に演じた人たちの映像が、ダイジェスト版で見ることができました。
「鯉昇」師匠の読み方を知りませんでした。「りしょう」でした。
「船徳」の中で出てくる用語を教えてくれました。☟
スタジオの会話の中で、「ニン」という言葉が出てきました。
ニンによって、「船徳」の若旦那が合う人と合わない人がいると
言う話でした。こういう用語を知るのも楽しい。
舟遊びというと、「〇〇下り」のようなイメージをいだいてしまいますが、
落語の「船徳」の情景は、こんな感じだそうです。☟
扇子をつかって、落語家は棹や櫓を動かしているように見せます。
その所作が見所のひとつだそうです。
からだも大きく動かすので、筋肉痛になるそうです。☟
小柳枝師匠は、櫓をこぐシーンで、扇子から音を発していました。
この方も演じています。☟
用語説明。☟
用語説明。☟ 上の志ん朝師匠の動画には出てきません。
「船徳」の中で、主人公の若旦那が出てこなくて、
若い船頭たちが、親方に、聞かれもしないのに
悪さを白状するシーンがあります。
そのシーンがいいのだそうです。
船宿って、こういう所なんだ、親方がいて、
女将さんがいて、女中さんがいて、若い船頭がいっぱいいることが
理解できるシーンだそうです。
危なっかしい若旦那が、どんな人たちに囲まれ、愛されていたかも
わかるのです。
以上の事前勉強をして、志ん朝師匠の落語を聴いたら、
すごく楽しめましたよ。
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