「自分をかわいそがるのはつまらんです」と思います。
今日は令和元年9月10日。
前投稿に引き続き「日本一心を揺るがす新聞の社説2」
(水谷もりひと著/ごま書房新社)から引用します。
この本はいつ読んだか忘れてしまいました。
図書館で借りて読みました。
いいなと思ったページを、コピーしておきました。
それから数年?
最近、片づけをしていたら、そのコピーが出てきました。
もうひとつ分、コピーが残っていました。
引用します。
NHKの連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』にハマった。
あのドラマに心惹かれた理由はいくつかある。
第一に、人気漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の原作者・
水木しげる氏の波乱万丈の半生が描かれていることだ。
(112p)
水木しげる氏は、太平洋戦争に従軍し、
過酷な体験をしながらも、生き残った人です。
そのことを以前書きました。たぐります。
※ここでも道草 玉砕1 ズンゲン支隊(2010年9月11日投稿)
☝ この記事に続いて「玉砕2」「玉砕3」「玉砕4」
「玉砕5」とあります。
再び本からの引用をします。
(ドラマの中で)戦争で精神的に病み、働かない男がいた。
彼に言う「しげる」の台詞もいい。
「戦争ではエライ目にあいましたなぁ。
死んだ者たちは無念だったと思います。
死んだ人間が一番かわいそうです。
だから自分は生きている人間には同情せんのです。
自分は貧乏してますが、好きな漫画を描いて
生きているんですから、
少しもかわいそうなことはありません。
自分をかわいそがるのはつまらんです」
(113p)
前記事でも書いたことに通じますが、
戦場で命を落とすことは
とても無念なことだったはずです。
現代、交通事故死や災害による死で命を落とす人は
少なくありません。
7月18日の京都アニメーションの放火でなくなった方たちも
それはそれは無念だったでしょう。
その上で「自分をかわいそがるのはつまらんです」は
心に沁みる言葉です。
介護と仕事でダウンして、現在は休養中。
でも「自分をかわいそがる」つもりはありません。
ダウンするまで、精一杯やったつもりです。
もうヘトヘトでした。
休養したら、また動きます。
どう動くか考えています。
自分の物語をどう作っていくか。面白くしていきたい。
コメント