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2019年8月28日 (水)

「石狩平野」を楽しむ 2/「鎬を削る」「伜」

  

今日は令和元年8月28日。

  

昨日の記事の続きです。

本「石狩平野」(船山馨著/河出書房)を読んでいます。

高校生の頃に、難しい本だと思いつつも頑張って

読んだことを思い出してきました。

でも、今読むと、意外に頭に入ってきます。

この40年間で体験してきたことが、

この本を読解するのに役立っているのかもしれません。

時々登場する難読漢字等も、楽しめています。

当時は、そんな余裕がなかったかもしれません。

 

開拓使本庁の職制は七局二十七課に編成されているが、

おなじ薩摩派同士でも、嫉妬や反感や打算のからみあいは

錯綜している。

むしろ薩摩一色なだけに、

かえって鎬を削る陰微さがあった。 (26p)

 

読めなかったけど、調べたら、あ、そうかと思いました。

鎬を削る」は「しのぎをけずる」でした。

ちなみに、とは何か?

このサイトが参考になりました。☟

とうろじ 鎬の技法

Nihontounoshinogi_touroji  

日本刀同士が勢いよくぶつかると鎬が削れるため、

激しく戦う様子を「鎬を削る」と表現しますね。 

 

 

「二進も三進も」の時にも思ったことですが、

「鎬を削る」も、ずっとお目にかからず

ご無沙汰していた言葉です。

50年前の本で、そのような言葉と再会するのは

やっぱり楽しい。

  

  

「じゃ、おじいさン家(ち)の人は東京にいるの」

「誰もおらん。が一人おったが、

上野の戦争で死んでしもうたでな」 (53p)

  

」? 

調べました。

「せがれ」でした。そうか「せがれ」かあ。

「息子」のことだけど、あまり聞かなくなったなあ。

私にも息子がいるけど、「せがれ」は使ったことないなあ。

  

  

つづく

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