「二ホンGO!」その3/「大ジョッキ」「大地震」をなんて読む?
今日は令和元年8月28日。
前投稿に引き続き、2010年5月20日放映の
「みんなでニホンGO!」より。
「人、二人説」とは違う内容です。
教えてくれたのは、NHK放送文化研究所の
塩田雄大さん。
最初に塩田さんから次のような問い。☟
「おおジョッキ」か「だいジョッキ」の選択です。
私は悩んだ末に「だいジョッキ」かなと思いました。
正解はどちらでもいいそうです。☟
NHK放送文化研究所で、インターネットで
アンケート調査をしたところ、
次の図のように地域差があったそうです。☟
西日本が「だいジョッキ」、東日本が「おおジョッキ」が
多くなりました。
似た現象として、大きな地震のことを何というかがあるそうです。
NHKでは、大きな地震のことを「大(おお)地震」としています。
その放送に対して、「大(だい)地震」ではないんですかと
西日本の方が、問い合わせをしてくるのだそうです。
西日本の人は「大〇〇〇」の場合に「だい」と読む傾向が
あるようです。
ただなぜそうなのかは、塩田さんには謎だそうです。
塩田さんの発言を聞き書きします。
塩田:将来を考えるとおそらく「だいジョッキ」に
向かっていくと思うんですね。
実はですね、年代差もあってですね、
高齢の方には「おおジョッキ」が多いんですけども、
若い方ではほとんど「だいジョッキ」に
なっているんですね。
おそらく日本全体が「だいジョッキ」で
統一されるんじゃないかと思います。
私が悩んだのは、「だいジョッキ」「おおジョッキ」の
どちらにもなじんでいる年代だからかなと思いました。
そして地域も、愛知県なので、境界です。
「大地震」も今は「だいじしん」と読む派ですね。
でも「おおじしん」でも違和感はありません。
繰り返しますが、この番組は9年前の番組です。
この9年間で、「だいジョッキ」がさらに浸透したでしょうか?
そもそも、「おおジョッキ」「だいジョッキ」とは言わずに、
「なまちゅう」「なまだい」と言うことが多いかな。
その場合は「なまおお」と言うことはないな。
コメント