銀閣その6/月見第3ステージ 月と銀閣をともに楽しむ
今日は令和元年7月9日。
前投稿に引き続き、2010年10月9日放映の
「ワンダー×ワンダー 銀閣 幻の”月の御殿”」 より。
月見の第3ステージの話を書きます。
2007年秋から始まった修復工事の時に、
銀閣北面に、埋められたほぞ穴が2つ発見されました。☟
(黄色の部分です)
このほぞ穴は、北面に建造物があった証拠ということで、
次のような建物があったと考えられています。
修復責任者の中尾さんたちが考えたものと思われます。
外階段で下に降りて、そこには渡り廊下がありました。☟
廊下の先には、また建物がありました。☟
大胆な推理です。
廊下の先にあった建物が第3ステージの場所です。
水面から出てしまった月を、
今度はこの建物から見ました。
上空を通り、銀閣の向こうに沈んでいく月を、
夜遅くまで楽しんだのです。
第3ステージは、月だけでなく、
銀閣も見る景色の中に入れて楽しんだと思われます。
午後6時から、午前3時まで。
月見を楽しむために造られたのが銀閣ではないかと、
大森先生は考えたのです。
この番組で納得した私は、授業で紹介していました。
以上で「ワンダー×ワンダー 銀閣 幻の”月の御殿”」
の読み物化完了。
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