通算6300本目の投稿 銀閣その5/月見第2ステージ 水面(みなも)に映る月
今日は令和元年7月9日。
前投稿に引き続き、2010年10月9日放映の
「ワンダー×ワンダー 銀閣 幻の”月の御殿”」 より。
第2ステージは、階段を登って2階に上がります。
昨年度、中学1年生の生徒から、「金閣とか銀閣は、
階段で2階に上がるんですか?」と聞かれました。
こういう素朴な質問、いいですよね。
特別な建物だから、もしかしたら階段、ないかも?と思ったかな。
入らせてくれない建物なので、
そんな当たり前のものが本当にあるのかないのか、
確かに疑問です。
幸運にも、銀閣の階段の映像はここにあります。
もちろんその生徒には、この映像を見せました。
階段を上って2階へ。
観音像が闇に浮かび上がっています。☟
これまた貴重な映像です。
観音像は、南を向いています。
大森さんは、東に面している3つの花頭窓の中央に歩み寄ります。☟
障子を開けました。☟
池を見ることができます。☟
池の中央には、月の形のような石が置いてあります。☟
義政は、池の水面(みなも)に映る月を楽しんだと、
大森さんは予想していました。
水面のどのように映ったのか、計算して割り出した
1489年の仲秋の名月の起動がこれ。☟
嘘でしょう!
と言いたくなるほどの軌道です。
こんなことまで考えて、銀閣を建てたの?
偶然なのか?
第1ステージで、ひさしに隠れてしまった月を、
すかさず、第2ステージで、水面に映る月として
楽しんだのです。
大森先生、すごく贅沢です。☟
一般庶民が入れない場所で、腰かけて池を見る!
いいなあ。
それでは次の記事で第3ステージを書きます。
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