「英雄たちの選択 人見絹枝」その5/人見絹枝の活躍 IOCを動かす
今日は令和元年7月22日。
前投稿に引き続き、2016年6月2日放映の「英雄たちの選択
目指せ!”なでしこ”たちの祭典
日本初の女子メダリスト 人見絹枝の決断」より。
オリンピックの種目に女子陸上を加えるために、
アリス・ミリアが中心になって開催している万国女子オリンピック。
その第2回大会が、スウェーデンのイエーテボリで行われました。
1926年(大正15年)8月でした。
ナレーター:欧米を中心に10か国から、
92人の女子選手が集まった。
人見絹枝は東洋から参加したたった1人の選手だった。
初めての海外での大会。
外国人と競う未知の世界。
この大舞台で、人見は驚くべき活躍を見せる。
100ヤード走、3位。
円盤投げは2位。
立ち幅跳びと走り幅跳びでは、見事、金メダルを獲得。
走り幅跳びでは世界新記録だった。
東洋から来たヒロインに、ヨーロッパの観客は沸いた。
人見は総合優勝という快挙を達成し、
オールラウンダー、万能選手として尊敬を集めた。
女子でもできることを証明したいミリアにとって、
人見絹枝の活躍は貴重なものでした。
国際オリンピック委員会(IOC)の委員たちを
説得します。
委員たちはついに動きます。
ナレーター:男たちもようやく重い腰を上げた。
当時の議論の様子が残されている。
2年後(1928年)のアムステルダムオリンピックでの
女子陸上競技の採用をめぐり、欧米17か国の代表たちは
意見を戦わせた。
強硬な反対派はフィンランド代表。
フィンランド代表:私は、女子の参加には反対だ。
女性が笑い者になるだけだ。
◇◇代表:男性にとって、持久力は先祖から受け継いだものだが、
女性はそうはいかない。
ナレーター:これにノルウェー代表が反論した。
ノルウェー代表:いや、男性にとって良いことは、
人類のもう半分に当たる女性にも良いことではないのか。
□□□代表:1回だけでも、女子種目をやってみてはどうか。
その出来を見て、この先オリンピックで実施するか決めればいい。
ナレーター:人見絹枝の(万国女子オリンピックでの)活躍。
それは男性たちの懸念を振り払う見事なものだった。
この成果に、女子陸上選手のオリンピック参加が決定的になった。
アムステルダムオリンピックの種目に、女子陸上競技が加わったのには、
このようないきさつがあったのですね。
「英雄たちの選択」でよくわかりました。
まだ書き留めたいことがありますが、今晩はあきらめました。
もう寝ます。
ありがたいことに、腰痛はおさまりました。
幸せです。
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