「英雄たちの選択 人見絹枝」その4/女性だけのオリンピックがあった
今日は令和元年7月22日。
前投稿に引き続き、2016年6月2日放映の「英雄たちの選択
目指せ!”なでしこ”たちの祭典
日本初の女子メダリスト 人見絹枝の決断」より。
聞き書きしていきます。
オリンピックの種目に女子陸上が加わるまでの話です。
ナレーター:1896年に始まった近代オリンピックは、
あくまでも男性のものだった。
女性が参加できたのは、テニスやアーチェリーなど、
男性が女性らしいと認めた競技のみ。
男たちは、陸上競技は女性には過酷すぎると参加を
許さなかった。
そこに異議を唱えたのは、女性の権利向上のために
活動していたフランス人のアリス・ミリアであった。
ミリアは国際オリンピック委員会に
陸上競技の女性参加を認めるように働きかけていた。
働きかけのひとつとして、ミリアは万国女子オリンピックを
開いていました。
ナレーター:オリンピック史を研究する來田享子さん。
ミリアが万国女子オリンピックを開催した意図を語る。
來田:純粋に女性たちが、国際大会で競技する場がなかったんですね。
とにかくそれを求めていた。
さらに、スポーツというのは、女性には過激すぎるというふうに、
男性たちに言われるが、いや、これは自分たちにもできると
証明するかけひきのツールとして、
ミニオリンピックの体(てい)をとることによって、
IOC(国際オリンピック委員会)に見せる役割を
もたせたかった。
ミリアが中心になって開催している万国女子オリンピック。
第2回は1926年(大正15年)8月にスウェーデンで開催されました。
そこに人見絹枝は参加しました。
そのことは次の記事で書きます。
万国女子オリンピックなるものがあったことは、
この番組で初めて知りました。
上に載せた写真の中で、
立ち高跳びをしているものがあります。
近代オリンピックが始まった頃にはどのような種目があったのか
この映像で興味をもちました。
また調べたいです。
今晩は、人見絹枝さん特集。
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