「人類誕生②ライバルとの出会い」その1/ネアンデルタール人とホモ・サピエンスだけが残った
今日は令和元年6月26日。
6月7日放映の「ドラえもん ネアンデスタール人を救え」は
面白かったし、ためになりました。
※ここでも道草 ドラえもん「ネアンデルタール人を救え」は教材になる(2019年6月19日投稿)
この番組のベースになったと私が勝手に考えているのは、
2018年5月13日放映の「NHKスペシャル 人類誕生
第2集 最強のライバルとの出会い」です。
とてもいい番組でしたが、このブログに
あまり書き留めていませんでした。
いい機会をもらったと思って、
印象に残ったことを書き留めておきたいです。
第2集のテーマは、ネアンデルタール人と
私たちの直接の祖先ホモ・サピエンスと関係です。
かつてネアンデルタール人は、
こんな姿で描かれていました。↓
毛むくじゃらで、知能が低い人類と思われていました。
知能が低いがゆえに、滅んでしまい、
知能が高いホモ・サピエンスが残ったのだという説でした。
しかし、最新の研究でそうではないことがわかってきたのです。
たとえばその姿。こんな姿です。
ここで聞き書きです。ナビゲーター役は高橋一生さん。
ナビゲーター:彼ら(ネアンデルタール人)や、
僕らホモ・サピエンスが、どんな進化を経て
ここまで来たのか。振り返ってみましょう。
(第1集でやってるので振り返り)
700万年前に最初の人類が誕生して以来、
わかっているだけで20種類近くの生まれては
絶滅しました。
そして、最後の最後に現れたのが、ネアンデルタール人と、
ホモ・サピエンスです。同じ祖先から枝分かれし、
ネアンデルタール人は主にヨーロッパで進化、
その後、アフリカで誕生したのが、
僕たちホモ・サピエンスなのです。
つまり、僕たちと彼らは、同じ祖先から、
全く別の場所で進化した、いわば、
遠い親戚のようなものだったのです。
そして、同時代に地球上に生きていた
最大のライバルでもありました。
まずは、僕らホモ・サピエンスが、最大のライバル、
ネアンデルタール人とどう出会ったのか?見てみましょう。
ネアンデルタール人とホモ・サピエンスは遠く離れた
違う場所で住んでいたというのが従来の説でしたが、
最近の発見・研究で、出会っている可能性が出てきたのです。
それは次の投稿で。
次の投稿に行く前に、次の写真を見てください。
番組冒頭の写真です。
「ネアンデルタール人」のバックに
「Homo neanderthalensis」とあります。
つまり、ネアンデルタール人にも「ホモ」はついているのです。
なぜそんなことにこだわるか?
先ほど示した図です。
ホモ・ハビリスに始まる枝の人類は、「ホモ属」と呼ばれます。
この「ホモ」はラテン語で「人」の意味。
ネアンデルタール人だけ、「ホモ」がつかないなと思っていました。
ちゃんとついていました。
画面を見て解決。感謝。
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