「歴史秘話ヒストリア チャップリン暗殺計画」その2/高野虎一との出会い
今日は令和元年6月6日。
少し予告よりも間が空いてしまいましたが、
2019年5月15日放映の
「歴史秘話ヒストリア 五・一五事件 チャップリン暗殺計画」
について書いていきます。
チャップリンが親日だったのは、
チャップリンの身近に日本人がいたからだったようです。
その人の名前は高野虎一(こうのとらいち)。
2人の出会いは1916年アメリカのロサンゼルス。
高野は、チャップリンの運転手募集に応募して、
チャップリンの前に現れました。
こんな会話がなされたそうです。
聞き書きです。
チャップリン:運転の腕は確かかい?
高野:任せてください。
チャップリン:僕は運転ができないんだ
チャップリン:君はかっこいいね
これだけのやり取りがあって、高野は運転手に採用されました。
この頃すでにアメリカを代表する
映画スターであったチャップリン。
高野は日本からの移民。
15歳でアメリカに渡り、荷物運びや鉄道工事などに従事しながら、
持ち前の明るさと積極性で生き抜いてきたそうです。
チャップリンとの出会いは、1885年生まれなので、
31歳頃ということになります。
ちなみにチャップリンは1989年生まれ。27歳頃です。
運転手として雇われた高野ですが、
仕事はそれだけではありませんでした。
チャップリンの妻の浮気調査として探偵の真似事。
映画出演。
チャップリンの要望を根気強くこなし続けた高野。
チャップリンは、高野を厚く信頼するようになり、
秘書の役割も任せるようになりました。
チャップリンはこう書き残しています。
高野はすべてだ。
看護士 付き人
秘書にボディガードまで
彼は日本人で
私のために何でもしてくれた
「A COMEDIAN SEES THE WORLD」より
今回はここまで。つづく。
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